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第十九話

お待たせしました。

本日より、更新を再開させていただきます。

 馬車が村に向かって進み始めてから少し時間が過ぎた。すると、徹也と同じ馬車に乗っている優愛が、徹也に話しかけてきた。


「そういえば、徹也君って真未ちゃん達といつからの付き合いなの?幼馴染とは聞いたけど……」


「え?いつからって……なあ?」


 優愛からの質問に、徹也は真未の方に視線を向ける。真未に真理とは、家族ぐるみの付き合いなのだ。……もっとも、徹也と真未はそれぞれの親から除け者にされているような感じであったが。


「ん?まあ、物心が付いた時にはいたって感じ?穏恵は違うけど」


「そ、そうなんだ……。えっと、穏恵ちゃんはいつ徹也君と?」


 真未の答えを聞いた優愛は、答えがなかった穏恵について尋ねた。自分よりも先に徹也と知り合っていた真未達について、詳しく知りたかったのだ。


「穏恵?穏恵は中学から。徹也が私達に紹介してきて、それで仲良くなったの」


「へー!徹也君は穏恵ちゃんと幼馴染に紹介するぐらい仲が良かったんだね。知らなかったな」


 優愛はそう、徹也に言った。そんな優愛の言葉を聞いた徹也は、体を震わせた。優愛は笑ってそう言っているが、その笑顔が徹也には怖く感じたのだ。


 徹也はすぐに、隣に座る治伽へと視線を向けて助けを求める。だが、治伽はため息を吐いて真未に話しかけた。


「……その頃から、徹也君はこうなの?」


「こうって?……ああ。そういうこと?それなら、その前からよ」


「いや、どういうことだよ……」


 徹也は治伽と真未が何を話しているのか分からなかったが、治伽と真未とでは言わなくても伝わっていた。徹也のたらしっぷりについてである。


 真未のその前からというのは、真理と真未を仲直りさせた時からその片鱗があったということだ。真未はその前から徹也が好きだったのだが、この時に真理も落としたのである。


 治伽はそんな真未の返事を聞いて、ため息を吐いた。思えば、クラスの一番のイケメンは将希なのに、優愛も舞も徹也に惚れているのだ。しかも治伽からすれば、知らぬ間に二人が惚れていたも同然である。


 それに、治伽自身が徹也のたらしっぷりをこの世界に来てから体験している。だからこそ、徹也がいつからたらしなのか知りたかったのだ。


「……そう。徹也君。刺されないように気を付けなさい」


「は?なんでだよ?前、違う人にも言われたけど……」


「お、その人見る目あるじゃん」


 徹也のその言葉に、真未がそう反応した。その反応に対して、徹也は顔を顰める。一体、なぜ刺されるかもしれないのか。徹也が思い当たる節はルーカス派ぐらいなものだが、話の流れ的にそうではないだろうと、徹也は思う。徹也には、これ以上のことが分からなかった。


 徹也はこれ以上考えても無駄だと考え、この思考を止める。そして改めて、真未に話しかけた。


「……そういえば、アレは持ってきたか?真未」


「ん?あるけど?渡そうか?」


「ああ。頼む」


 徹也がそう真未に答えると、真未は持ってきていた荷物の中を探す。そして真未が目当ての物を見つけると、それを引っ張り出した。


読んでくださりありがとうございます!

お待たせしてしまって申し訳ありません!

受験も終わり、誤字脱字の修正も完了いたしましたので、更新を再開させていただきます。

誤字脱字の方は、自分は隅々まで見たつもりです。

ですが、もしありましたら知らせていただければ嬉しいです。

また、受験の方ですが、無事に合格しました。

春から大学生になりますが、小説投稿をより一層頑張っていければと思っています。

こんな辻谷戒斗を、これからもよろしくお願いします。

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