超展開
「明るい話しはさておき、本題に入るよ」
ハロンはジュースを飲み、続ける。それ俺が飲もうと思って買ったんだよなぁ……
「春人、この世界の変化に気がついたのはいつ?」
ハロンが真面目にこちらに向かって問う。
「確か1年くらい前だな」
その位なはず。
「春人はその後何か行動を起こした?」
「少しやったけど飽きた。面倒だし」
ゲームのサブクエスト並みに面倒くさくて放置のパターンが多い。あとやたらと質問してきますね…特定おじさん?
「駄目だよ春人。放っておくと進まない。ループするよ、ずっとね」
「え?この世界って物語みたいなものなのか?それじゃあ俺が進めていけば変化があるのか?」
思えば不自然な事がたくさんあった、でもそれを放り投げた。だから何も変わらないのか……
「まあ確信はないけどね」
「ないのかー」
少し期待したのに一気に残念に。
「なんでそう思うの?」
「ほら、物語ってオチがあるでしょ?」
ハロンはにこにこしながらそう言った。
なるほど、エンドワールドの方々は漫画好きで勝手に世界を創ったんだもんな。でもあの人達そこまで考えてないと思うんですけど。
「とりあえず試してみよう!1年前にもどすよ!」
「おー!……おー?戻す?」
「じゃあ頑張ってね!ちなみに記憶は薄れるよ!」
ハロンは俺に触れ、指を鳴らした。
「え?ちょっとまてまてま──」
急すぎて止めようとしたが、目の前が真っ白になった。
…………
……
──おきて
──朝だよ!
幻聴が聞こえる……。ついに私もイかれてしまったか。なんてな、疲れてるんだろう。
「起~き~て!」
「ふごっ!?」
今度は幻聴とともに身体に衝撃が!
「地震っ!!?」
思わず飛び起きてしまった。しかし、物が倒れていない。
「なに寝ぼけてるの…」
幻聴が耳元で聞こえたので顔を向ける。するとそこには──
「おはよう、春人」
長くも短くもない髪型の女の子がいた。




