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その後

~6年後~


「お、久しぶりだな冬治…いや今は違ったっけか」


「いえ、冬治でいいですよ」

 

 広い墓地公園の一つのお墓に2人の男性が揃う。


「あれから2年ですね」


 冬治はそう言い、手を合わせる。


「ああ、できれば忘れてたいよ……そういえば春人の調子はどうだ?」


「今はとても元気ですよ。記憶は消えてますけどね」


「そうか………」


 しばらく会話が途切れる。


「で、このお墓どちらの方で?」


「俺の叔母だ。おい、知らないで手を合わせてたのか……」

 

 呆れる男。そして、冬治は笑う。


「いやいや冗談ですよ、叔母さんに会ったことないなあ……」

 

 時間がすぐに過ぎて行く。


「さて、俺は帰ります。そんでもって3人が普通の兄妹に戻れるように努めますよ。そして亜紀も…」


「頑張れよ」

 

 心地よい風が髪を揺らした。



「はると………」


 縁側に座り悲しそうな顔をした少女がいた。 

 

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