↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失われた日常  作者: イニシャルB
始まりの事件
PR
32/44

留学の真実

「そもそもお前どこに行ったの」

宏はある日突然他の学校に飛ばされ……飛ばされるって何だよ何か悪い事したの?あ、留学だ留学。

 ぶつぶつ言ってると宏が目を輝かせて生き生きと答える。

「なんか俺選ばれたみたいなんだ」

「は?」

 何その勇者に選ばれたノリ。

「どういう事?」

 よく分からないお、頭の回る小百合も分かっていないようだ。

「えと、ごめん。詳しく」

「ごめん分からん」

 こいつ‥‥。ねえ、僕あなたがそんなに残念な人だとは思わなかったよ?

「あーよろしかったら私が説明しようか?」

 このままじゃ話が進まないと察したのか宏の後ろにいる2人の女子の1人が話に入って来た。

「私は春馬君の同級生の篠宮かおりです。で、うしろの子がケイラ」

 篠宮さんに紹介されるとケイラさんは少しお辞儀をした。外人さんかっこよくて可愛い略してかっこかわいい。宣言はしない。

「私逹が通っている学校は女子高でね」

「やばいさらに分かんなくなった」

えっつまり宏君は女装してるって事ですか?やだー。

「簡単に言うと最近学校に入学する人が減ったりこの学校で学べる専門科目を学びたい男性の方も多くいてね」

「つまり、共学を目指している…と」

 アルスが口を開いた。何?聞いてたの?

「ええ、そんな所よ。私は共学に賛成なんだけど…」

「中には反対という人もいる訳ね」

 コボルトも口を開いた。見せ場なの?

「そゆこと。だから男性を5人我が学校に連れ出して生徒たちと同じように生活してもらう。それだけ。」

「それだけね、5人も必要なんすか…」

 どっかのゲームで見たその設定……。

「そういう訳だ!」

 宏が言い切ったとばかりの笑顔を見せた。何も言ってないよね。そしていつの間にか宏とケイラさんはレジに並んでいた。

 ふと横を見ると篠宮さんがこちらを真剣な顔をして見ていた。

「どうかしたのか?」

「いいえ、何でもないわ……ねえ変な事聞いていい?」

 なんだいきなり、何かあるんじゃねえが……と思ったが真剣だったので嫌だとは言えなかった。

「あなたって妹さんいるの?」

「は?」

 何?いもうと?都市伝説のあれ?

「姉ちゃんならいるけど妺はいないよ」

「そう、変な事聞いてごめんなさい……」

 なんだ、変に声色が暗いな…。

「いや、いいよ。それより宏はいい奴だから仲良くしてやってくれ」

 とりあえず、宏の事を頼んだ。

「ええ、分かったわ」

 そう言い、篠宮さんはレジに向かった。

(でも妹想いの優しい人と読めたたけど…)

 妹か……俺の知る妹というのは「兄貴」やら「おにい」とか「にぃに」って読んでくる娘ばかりだがどうやら現実は違うようだ。

 買い物を終え宏達と別れ、家に向かって進む。

「手掛かりなかったなー」

 何の手掛かりなのかは忘れてしまい、ただの買い物になってしまった。

「とりあえずはやくご飯だ」

「ごはんごはん」

 アルスとコボルトはご飯のことしか考えてなかった。

 ………こいつら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。