issue#05 I I I Why Can't We Be Friends? CHAPTER 05 27
日記
スペイン対フランスの非常に雑な感想
「CL本戦レベル」ではまったく通用しないエンバペのCFが
「CL本戦出場クラブ相当」の完成度を誇るスペインに通用しないのは
当たり前のことなんですね
オリーセも上手く消されてたし
全クレの夢がかなうまであと1試合――
「気に入ったぜ、この跳ねっ返り!褒美にウチの娘を嫁にくれてやる!」
「へっ、そいつは光栄だな!だが今は色恋より破壊だ、マグマのオッサン!」
ホットショットはキングの軽口を笑い飛ばすと、そびえる地母神――テラリアクイーンの巨大な耳元へ向かって、景気よく叫んだ。
「おばちゃん!一丁、派手なやつ頼むわ!この白い棒っこ、アメリカまで届くようにブッ倒してくれ!」
「ハッハッハ任せなァ!ストライク出しちゃるわ!」
豪快な地母神が、破壊の提案に大喜びで応じる。
「じゃあ、作戦は今から開始。クイーンさん、タワーが成層圏の摩擦熱で融解してしまわないよう、
あなたの能力で岩盤のコーティングをお願いします。ちょっと危険だけど、時間がないから……はちるの『人間弾道ミサイル』と同時進行で行くよ!」
イムノが、瓦礫の山に集う全員を見回し、涼しい顔で号令を発した。
「人間弾道ミサイル?」
ネ=レネが、聞き慣れない単語に首を傾げた、その刹那。
「「ッ!! アレかよ!!」」
「む……ッ!」
ハヴォックとプロディジー、そして母であるオールラウンダーの表情が、
示し合わせたように一斉にひきつった。彼らの脳裏に、かつてのトラウマが鮮烈にフラッシュバックする。
テラー・スクワッドの面々が思い出すのは、蛇蝎山での悪夢だ。空の彼方から飛来し、
堅牢な拠点を紙細工のように粉砕した、あの理不尽な質量弾の恐怖。そしてオールラウンダーの脳裏をよぎるのは、静謐なはずの自宅の庭が、娘たちの離着陸によって無残に踏み荒らされた、あの頭痛のする光景。
スヌープキャットの剛腕によって人体を直接投擲し、大陸間をひとっ飛びにする。
カルテット・マジコだけが持つ常識外れの頑丈さが可能にする、世界で最も乱暴かつ、
最高効率の移動手段。
「了解!準備万端だよ!」
はちるが、スヌープキャットとしての姿を低く沈め、瓦礫の山に深く足場を穿つ。
彼女の瞳の奥、北米大陸の座標と、そこへ至るための最適な放物線が、脳内で完璧に計算され、
鮮やかなラインとして空へ伸びていた。




