issue#05 I I I Why Can't We Be Friends? CHAPTER 04 36
日記
日本対ブラジル
序盤にも些細なミスとして兆候があったがとにかく後半にすべてが出た
相手が雑な放り込みに舵を切った途端セカンドボールが拾えない カウンターの余地もないほど自陣も押し込められる パスも縦にいいのが通らない そして敬斗の交代が早すぎた 結果として日本側は前半の佐野に見られるようなまず起こらない一発を得点源とするしかなくなった
あと失点前にCK見逃しがあったね あれは非常に運がなかった 大然は始終効いてた ヴィニについてはプラン通りに消せていた が その彼に対するダブルチームの状況を逆利用された あれはブラジルが上手い
結論:
明暗を分けたのはおそらく采配の差であり 日本がやるべきなのは掛け値なしの名将を招聘すること
具体的にはクロップを八方手尽くして説き伏せるべきである
ただしこれは 半端な監督が来るとか 森保が自ら続けたいと明言するならば続投の方が絶対に良い
そのくらい今回のサムライブルーは今までとは何か違うものを見せてくれていた
とにかく皆さんお疲れ様でした 4年後のさらなる活躍を楽しみにしています
そして:
「甘めに見る」対象としての日本が敗退したので ここからは俯瞰的かつ辛口なことを言う
その視座から見た場合とブラジルのチームとしての出来は非常に不十分である ノルウェーに轢き殺されて終わるだろう これは予言しておく
マミーDは、モニターから放たれる無機質な燐光を、葉巻からくゆる紫煙の奥でぼんやりと眺める。
煙の粒子にあぶられて、ホログラムの映像がところどころ柔らかく揺らぎ、
やがて抒情的にフェードアウトしていった。その粗野な面輪には、ふと感傷に似た色がさす。
彼は、奇妙な愛着と惜別がない交ぜになった息をもう一度吐き出し、低く呟いた。
「ああ……悪い星じゃあなかった。水はうめぇし、空気も悪くねぇ。現場としちゃ上等もいいトコだ。
そうだナ、明日は1日まるっと休工にでもすっかァ――道具も降ろせ、エンジンも切れ。精々その辺ぶらついて、今のこの星の景色をよーく目ン玉に焼き付けとけよ。泣いても笑っても、あと2週間でここでの工期は完了だ。検収が済んだら、足場バラして撤収。……そしたらまた、次の楽しい現場が待ってらァ」
その言葉に呼応するかのように、荒野の只中で、重厚な駆動音が地面の奥から響き上がった。
大地に穿たれた円形の開口部から、凍てつく白煙をまとった黒い円柱が、ゆっくりとせり上がってくる。
それは大陸間弾道弾のシルエットを模しながらも、その表面の質感は明らかに異質だった。
泥を焼き固めたような歪な外殻。その内側では、まだ形を得ていない混沌とした「何か」が、ドロドロと脈動し、うごめいている気配を濃く漂わせている。
巨塔じみた弾頭は、先端部を地上へ覗かせたところで、ふと上昇を止めた。
沈黙するその姿は、この星を蝕む病原菌を封じ込めた巨大なアンプルのようでもあり、
来るべき終わりの始まりを告げる墓標のようでもあった。
ただ静かに、出発の時を待つかのごとき不気味なシルエットだけを残し、
北米の風景は、ゆっくりと暗転する画面として、我々の視界から退いていった。




