issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 04 17
「――気象の制御装置か?」
ストームジーには直感があった。
「よし!ノーヒントで答えられたので100点をあげよう」
リキッド・ソーズは大げさに拍手してみせる。
「初めに言っとくがこれはウチの至宝だ。……見るだけだぞ?頭ン中でさえ触ろうとはしないでくれたまえ。この星の安寧や人民の命それ自体、それ以外とはなんにも換えられないさ」
彼はそこで言葉を切り、装置に愛おしげな視線を送る。
「この装置は、海流、噴火、地震、この星に起こる自然現象を常に僕らの都合のいいように安定させられる。……もちろん、その逆も然り。いくらでも荒ぶらせることだってできるんだ」
リキッド・ソーズはゆっくりとストームジーへ向き直る。
いつの間にか、顔から笑みが消え失せていた。
「しかしそれがね、150年ほど前から急に言うことを聞かなくなりはじめたんだ――」
「……」
ストームジーの身体が微かに硬直する。
「――そう、君だよストームジー。君がこの星に現れてからだ」
リキッド・ソーズの言葉が、白亜の広間に冷たく揺曳した。
「君は、僕たちの生活を乱す異物だ。君の口から聞かせてくれ。何のためにそんなことをしているんだい?」
「……クワウバンから聞きはしなかったのか?」
即座にストームジーは皮肉を込めて返す。
「聞いたけど、それについてはウラをしっかりと取りたいんでね。本人の口から直接真相を聞かないと」
リキッド・ソーズは、おせちの時とは違い、一切の誤魔化しを許さぬ態度で詰問を続けた。
ストームジーはしばらくの間、鎮座する気象兵器を見つめ続けた。
「……私は、霊界から遣わされた者だ。使命は、この星に『知的生命の土壌』を作り上げること。
環境を調律し、 拝領した『設計図』に描かれた種がいつか発生できるよう全力を尽くす。それが私の『万年の計』だ」
リキッド・ソーズの眉がひそめられた。
「……僕ら(サブノーティカ)とは別にかい?」
「そうだ。君たちは、『設計図』に描かれた対象とは違う。君たちの存在も、この気象装置も、私の『万年の計』にとっては予測不可能なアノマリーだ。君たちの装置は惑星の自然な調律を妨害し、
私の権能と衝突する。その結果、君たちの至宝は150年ほど前から制御を失った。
より強い権能のせいで……それだけのことだ」
ゲームが作りたくてしょうがない。
頭の中にあるアイデアが暴れ回ってる、形にしないと気が済まない、そんな衝動を抱えてる奴、他にもいないか?
俺、PIKU2DGODは今本気でゲームを作る仲間を探してる。
経験の有無なんてどうでもいい。ただ「作りたい」という熱だけは持ってきてくれ。
もし同じようにイカれた気持ちの奴がいんなら履歴書もスーツも燃やして
すぐにでも太平洋に繰り出そうぜ。
あんたのひと声、待ってる。




