issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 03 40
スカウカフの猛威がもたらす畏怖は、彼女たちの脳裏をよぎる既視感によって、
瞬時に純粋な闘争心へと昇華された。これと同規模の怪物――星を喰らうワームの王すら打ち砕いた、
あの日の灼熱の記憶が彼女たちを突き動かしたのだ。
「――なんだよ、来るのは1匹だけか!?……だったら話は簡単だな!どっちがもっと元気な悪ガキか
比べるだけだぞッ!」
深層へ自ら切り込むホットショットの咆哮が、仲間たちの胸に鋭い熱を点す。
その短い断定こそが、反撃の起点だった。
「アシュリー、奴には『眼』がある! 光で潰して!」
「――任せろ!」
呼応したホットショットの全身が爆ぜる。 揺らぐ光の皮膚下で核融合反応が連鎖し、
瞬時に1600万度へ達した炉心温度は、赫奕たる肌をより純粋な色へ染め上げる。
1条の流星と化した彼女は、スカウカフの鼻先へ迷いなく突入していった。
刹那、深海の絶対的な暗闇は、彼女という特異点によって打ち破られる。単なる炎ではない。
誕生直後の恒星核ごとき光塊への変貌。深海に新生した小なる太陽の輝きは、
スカウカフの連なる眼球を端から端まで焼き尽くし、思考回路を純白のノイズで埋め尽くした。
「ギシャアアアアアアッ!?」
熱と閃光。生まれて以来、まったく未体験の苦痛にスカウカフの巨躯がのけぞる。 突進のベクトルがわずかに、しかし致命的に逸れた隙を見逃さず、イムノが叫ぶ。
「ストームジー……合わせてっ!!」
「承知した!」
ストームジーは深く重心を沈め、両腕を広げ、周囲の水塊すべてを意志の力で掌握する。
海水は支配者の意図に応じ、不可視の糸で引かれるごとく引き締まり、瞬時に高密度の「壁」へと凝固した。水圧自体が絶対命令に従い、スカウカフを包囲する透明な拘束具を形成していく。
交差させた腕を突き出すと、巨獣は見えざる万力に捕らえられたかのごとく停止を強いられる。
尾を打ち振って抵抗するたび、体表の亀裂から沸騰した海水が噴出し、気泡となって舞い散った。
だが、極限まで圧縮された水の檻は微動だにしない。
「ぬぅぅんっ……!」
ストームジーが腕をねじり上げ、拘束の圧力を限界まで高める。 怪物の姿態は強引に曲げられ、肉体の側面が無防備に晒された。
完全な支配など、ほんの数秒も続かない。だが、そのわずかな硬直こそが、決定的な一撃を叩き込むための間合いを生む。
ストームジーは腕を解くと同時に、前方の水塊を意志の力で押し広げた。泡と白波が渦巻く透明なトンネルが、深海にどこまでも穿たれる。
追い風の役割を果たす潮流を伴い、仲間たちが突貫すべき「道」が、暗黒の海へ鮮烈に開通した。
ゲームが作りたくてしょうがない。
頭の中にあるアイデアが暴れ回ってる、形にしないと気が済まない、そんな衝動を抱えてる奴、他にもいないか?
俺は今本気でゲームを作る仲間を探してる。
経験の有無なんてどうでもいい。ただ「作りたい」という熱だけは持ってきてくれ。
もし同じようにイカれた気持ちの奴がいんなら履歴書もスーツも燃やして
すぐにでも太平洋に繰り出そうぜ。
声、待ってる。




