表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カルテット・マジコ  作者: piku2dgod
Issue#04 I I I I Tales from Topographic Oceans

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

332/399

issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 02 25

「ああ……」

その言葉をひとまずの「許し」と受け取り、彼はゆっくりと立ち上がった。

1拍だけ間を置き、短く答える。

「急ぎのことだ、それは道すがらに……」


その声に、さなも、はちるも、順々に頷いた。3人の意志は、ひとつの決意として形を結ぶ。


アシュリーは、そんな姉妹たちの顔を見て、忌々しげに舌打ちする。

「……ちっ、しょうがないな。でもいいか、聞くのはお前の頼みじゃないぞ?大事な家族に付き合うだけだ」


その憎まれ口は、彼女なりのけじめのつけ方であり、同時に、ごくわずかな本心の裏返しでもあった。

微妙な心の揺れを、ストームジーはあえて拾わず、淡々と応じる。


「構わない、ありがとう。君たちの援助に、深甚なる謝意を心より表す」


アシュリーはぷいと横を向いた。まだ不満げな色が残る横顔に、しかしどこか照れた気配と、言葉にしづらい感情の光が交じる。


4人の総意を受けとめたストームジーは、ゆっくりと顔を上げた。そこには、穏やかでありながら深い感謝の色が宿り――ほんのわずかながら、胸の奥から生まれた信頼が、確かな重みを帯びて息づき始めていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ