表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カルテット・マジコ  作者: piku2dgod
Issue#04 I I I I Tales from Topographic Oceans

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

311/401

issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 02 04

「……同格ぅ?」

波間にただよっていたおせち が、水を数滴吐き出しながら、素っ頓狂な声を上げた。


「どこの星系の『管理霊』かは知らないが、我が行いを阻むな。こちらは喫緊の任務で来ている」


いきなりの拒絶。それはきわめて絶対的で、交渉の余地を1ミリも含ませない、神の宣告だった。

その一方的な物言いに、恐怖よりも先に闘争本能が湧き上がる。アシュリーの口元が、ふっと不敵な笑みを形作った。


「うぉっ……いきなりえらそ!ストームジー(Stormdjii)って感じだな!」

嵐を呼び、怪物を鎮め、神の如き威光を放つ男。その桁違いの存在を前に、

少女が放った不遜なあだ名が、晴れ渡った大海原に、妙に場違いに、しかし小気味よく響き渡った。


(……この「ストームジー(Stormdjii)」という呼称は、“嵐(storm)”と、

アラビアの精霊“ジン(djinni)”を掛け合わせた造語である。

ラッパーの「Stormzyストームジー」を元ネタとするゆえ発音は同じだが、

物語世界の由来を反映して、スペルは“Stormdjii”と独自のものに改めている。*PIKU )


次の瞬間、アシュリーの身体が、内側からの爆発のように紅蓮の炎に包まれた。

自己主張のない穏やかな海面が、彼女の放つ数1000°Cの熱で、シュッ!と音を立てて沸騰し、

蒸気の柱を上げる。


炎の翼を広げたアシュリーは、爆発にも似た勢いで水面を蹴り、垂直に舞い上がる。

そして、ストームジーと真正面から向き合うように、挑発的な顔で、その眼前にぴたりと急停止した。


……一触即発。 惑星の神と、炎を纏う少女が、空中で堂々と対峙する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ