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七夕祭りに真理をさそう!

うちの学年は、たった数ヶ月の間に様々な事件に巻き込まれてきた。県内でも何度もニュースに取り上げられて、知名度はいつの間にか県内トップクラスにまで駆け上がっていた。


登下校中に取材を受けるのも日常茶飯事だ。

それもどこから情報を掴んできたのか、米国大統領と首相とも面識のある俺は格好のターゲットで毎日のように取材クルーにつけ狙われていた。


そんな俺が彼らから逃げるには、真理の家に逃げ込むしかなかった。自宅まで乗り込んでくるんだ。彼女の家は探偵事務所の社宅で、セキュリティが万全だから彼らも入ってこれない。彼女の母親は何事もなく優しく受け入れてくれていたが、彼女はどう思っているんだろう。


俺は彼女の自分に対する思いが気になっていた。俺の想いを伝えてからもうすぐ2ヶ月。たった2ヶ月だが濃すぎて何倍にも感じる。


そんな日常を過ごしていたとき、あるイベントが近づいてきた。七夕まつりである。出店も飾りも田舎レベルではあるが、地元出身の芸能人がこのときだけは地元に帰ってくることでも有名で、いつも大混雑となる。


昔は質素だった飾付けも年々豪華になってきている。


俺は、ある日いつものように彼女の家に上がり込んだときに思い切って誘ってみた。


「真理。七夕祭り一緒にいかないか?」


「…いいよ。」


「まじで?やったぁーー!」


俺は両手を突き上げてガッツポーズをする。

憧れだったアイドルと七夕祭りに行ける!

それに真理はいつも浴衣を着てきているのを俺は知っている。向こうで会ってたからな。


同級生として…


でも今回は、彼氏(仮)として行くことができる。これで他の男子共とは更に先に行くことができる。あいつらの悔しい顔が目に浮かぶぜ…


「そんなに嬉しいの?」


「嬉しいさ、真理は俺にとってアイドルだったんだ。そんな子と一緒に七夕祭り行けるなんて夢みたいだよ。」


「じゃあ、楽しみにしてるね。」

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