いのちの音 ep8
階と連絡が取れなくなり、1ヶ月がたった。
私はあの話し合いがあってから、学校へは行っていない。
親友のこっち。からLINEはくるけれど、少し家がごたついていて、元気だから心配しないでね。と送っている。
階は何してるだろう、学校へはちゃんと行っているだろうか。。
こっちに聞いてみようか、とも思ったが、全て知るこっちに、別れたの?!と問い詰められる事が目に見えていて、躊躇している。
私の赤ちゃんはというと
流産をしてしまった。
八週に入ったころ、お手洗いに行くと大量の出血があった。
母に急いで伝え、病院へ連れて行ってもらったが。
女医からの言葉は
「秋音さん、残念ですが。赤ちゃんはもういません。
稽留流産かと。秋音のせいではありません。
染色体異常や、さまざまな理由で起こり得ます。」
診察代の天井の、黒の蛇みたいなひもの模様に気持ち悪さを覚えながら、耳に垂れ流れる涙は止められなかった。
そして、母の少しほっとした表情に。罪悪感と、苛立ちを覚えた。
病院での処置が終わり、母の運転で帰宅する
「秋音
ママと、帰りましょう。」
それは、父とは離婚し
関西の祖父母の元へ行く。と言うことは
もちろん、すぐに理解をした
「うん。」
やっぱり、まだ青葉のままだ。
木がなければ
私は何も
何も出来やしないのだと
そして、やっぱり心配をかけてしまっていることの申し訳なさと。
母の大きさに、また涙がでたのだった。




