いのちの音 ep7
次の週。階と階の親戚の叔母。
私。私の父母。
5人で話し合いが持たれた。
場所は駅前のファミリーレストラン。
外の方が、取り乱さずに話し合いが出来るのではないか。と言う、私の父の提案だった。
階によると。階の叔母もかなり驚いてはいたようで、最初は反対していたらしい。
でも階の本気が伝わったのか、援助は出来ないけど、頑張りなさい。と言ってくれたのだとか。
問題は、我が家の方。
毎日、父と母の言い合いを聞くことになってしまった罪悪感と、つわりで食事もままならなかった。
だけど2人して、出産。という事には断固反対している。
ましてや母は、階のとの距離を取るため。何より、もう父にもうんざりしているのだろう。
もともともう機能している夫婦ではない。
子供は諦め、離婚をして、関西の方へ帰る。
その一点張りだった。
「嫌だ!絶対嫌だ!」
と足掻いてみても。実際、まだ15歳
親がいない所で何にもなす術がない。
という現実に
私と、何より階も、頑張って知り合いの工場や、バイトを増やすのか。と試行錯誤動いてはくれていた。
しかし15歳。と言う現実に、想いは呑まれ混んでいた。
もう母が折れない。と理解してからは、父と母の離婚の話し合いは案外スムーズだった。
きっと父も、外に相手がいたのだろう。
「私達。離婚して関西の実家へ帰ることになりましたから。子供は、諦めてね。あなたも高校生活を、普通に過ごしなさい」
5人での話し合いの席。母がそう言った。
階は大きい目を、また大きくして。
「嫌です!お願いです、秋音さんと家族になりたいんです!」
「ならどうするの?出産の費用は?子供用品だって必要よ?おうちは?学校は?どうするの?」
それは、、、
それは、、、
私と階の涙で終わった話し合い、いや、もう私たちはどうすることも出来ない。と理解させるための集まりだった。
〈なんでおれまだ15歳なんやろう。〉
それが、母から禁止されてしまい
階とのLINEも出来なくなる
階からの
最後の言葉だった。




