表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青葉のおと  作者: 光瑠
PR
20/20

いのちの音 ep7

次の週。階と階の親戚の叔母。


私。私の父母。



5人で話し合いが持たれた。


場所は駅前のファミリーレストラン。




外の方が、取り乱さずに話し合いが出来るのではないか。と言う、私の父の提案だった。



階によると。階の叔母もかなり驚いてはいたようで、最初は反対していたらしい。


でも階の本気が伝わったのか、援助は出来ないけど、頑張りなさい。と言ってくれたのだとか。



問題は、我が家の方。



毎日、父と母の言い合いを聞くことになってしまった罪悪感と、つわりで食事もままならなかった。


だけど2人して、出産。という事には断固反対している。



ましてや母は、階のとの距離を取るため。何より、もう父にもうんざりしているのだろう。


もともともう機能している夫婦ではない。



子供は諦め、離婚をして、関西の方へ帰る。



その一点張りだった。


「嫌だ!絶対嫌だ!」


と足掻いてみても。実際、まだ15歳



親がいない所で何にもなす術がない。



という現実に



私と、何より階も、頑張って知り合いの工場や、バイトを増やすのか。と試行錯誤動いてはくれていた。



しかし15歳。と言う現実に、想いは呑まれ混んでいた。









もう母が折れない。と理解してからは、父と母の離婚の話し合いは案外スムーズだった。



きっと父も、外に相手がいたのだろう。




「私達。離婚して関西の実家へ帰ることになりましたから。子供は、諦めてね。あなたも高校生活を、普通に過ごしなさい」



5人での話し合いの席。母がそう言った。



階は大きい目を、また大きくして。


「嫌です!お願いです、秋音さんと家族になりたいんです!」



「ならどうするの?出産の費用は?子供用品だって必要よ?おうちは?学校は?どうするの?」



それは、、、




それは、、、




私と階の涙で終わった話し合い、いや、もう私たちはどうすることも出来ない。と理解させるための集まりだった。





〈なんでおれまだ15歳なんやろう。〉




それが、母から禁止されてしまい



階とのLINEも出来なくなる



階からの



最後の言葉だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ