第二十四話 現在:トビーとヴァージル
はい、「現在編」の話です。注意してください。
現在
トビーとコリンは、互いに一風変わった武器を激しく打ち合わせながら、どれほどの時間やり合っていたのかも忘れていた。顔には、荒々しくも楽しげな笑みが浮かんでいる。ただ一つ確かなのは、この戦いがたまらなく痛快で、陶酔感を覚えるものだったということだ。コリンが斧を振るえば、トビーも同じように応じる。トビーが大鎌を振るえば、コリンもまた同様に返す。二人は笑い声を上げながら、武器を振り回し続けた。その戦いぶりが凄まじい殺気に満ちていなければ、これは命のやり取りなどではなく、単なる親善試合か何かだと思われたことだろう。
トビーは、コリンがナイフを投げるたび、それが壁に当たって爆発を起こすことに気づいた。そこからトビーは、コリンが「シールド・エクステンション」の技を完全には制御できていないのだと悟った。とはいえ、トビーには、コリン自身はその技を制御することなど気にも留めていないように思えた。彼にとっては、爆発が大きければ大きいほど良かったからだ。
斧を振るいながら、コリンが言った。「あることに気づいたんだ」
「ほう、それは何だ?」トビーは鎌を振るいながら応じた。
「お前は『カオス・ジェネレーションズ』の間で噂になっている」コリンはトビーの一撃を弾き返しながら言った。「普段は礼儀正しくプロフェッショナルな『エンデクライオンの騎士』だが、戦いに入るとサディスティックで残忍な怪物へと変貌し、常軌を逸した凄まじい暴力を振るう……とね」コリンは動きを止め、こう続けた。「だが、実際は違うんだろう?」
「ん?」トビーもまた、動きを止めた。
「本当は、お前はサディストなんかじゃない」コリンは言った。「他人を傷つけることに喜びを感じているわけじゃない。いや、あれは単に『カオス・ジェネレーションズ』への憎しみをぶつけているだけなんだ。アンヌリーゼにしたこと、そしてお前にしたことへの憎しみを」
「それなのに、お前はあえて彼らに加わる道を選んだんだ!」トビーはもはや笑みを消し、鋭く言い放った。彼が鎌を振るうと、コリンはそれをかわした。「カオス・ジェネレーションズがアンヌリーゼと俺に何をしたか、お前はよく知っていたはずだ! それでもなお、お前は彼らの仲間になることを選んだんだ!」
「俺は俺で、自分の選択をしただけだ!」コリンは叫んだ。「お前にそれを非難する権利はない!」彼はトビーに向かって斧を振り下ろした。
「なら、もう言い合うことは何もないな!」とトビーは言った。そうして二人の戦士は、再び互いの武器を激しく打ち合わせ始めた。
互いとの戦いに没頭していた二人は、当初、自分たちの方へ近づいてくる足音に気づかなかった。やがて足音がはっきりと聞こえるようになると、トビーとコリンは戦いを中断し、誰がやって来たのかを確認しようとした。
ローラン・エカルド、リアンナ・ケリス、メレディス・テランスがその部屋に駆け込んできた。「間に合ったみたいだな」とローランは言った。
「チッ、邪魔が入ったか」とコリンは言った。「まったく、うっとうし……」
「邪魔するんじゃねえ、ローラン!」とトビーが叫んだ。コリンを含め、その場にいた全員がトビーの口調に驚かされた。
「えっと、わかった」とローランは言った。彼はトビーの口調に腹を立てたわけではなく、ただ驚いただけだった。「……任せておけば大丈夫そうだな」
トビーとコリンはもう一度にやりと笑い合うと、再び戦いを始めた。
「それで、私たちに何かできることはあるの?」とメレディスが尋ねた。
「『ルーメン・ステラルム』を確保するんだ」ローランはその剣を指し示しながら言った。「まだ近くにカオジェンが潜んでいるかもしれない。奴らの手に渡るわけにはいかないからな」
「他の二本の剣はどうするの?」とリアンナが尋ねた。「あれらも同じように……」
「いや、『ルーメン・ステラルム』だけでいい」とローランは言った。
ローランの断固とした口調を聞き、リアンナは真実に気づいた。「他の二本の剣は、ここにはないのね」と彼女は言った。
ローランは何も答えず、ただその剣の方へと歩き出した。
トビーとコリンの武器を振るう動きが、次第に鈍くなっていった。やがて武器同士が激突した拍子に二人はそれを手放してしまい、大鎌と斧は地面へと転がり落ちた。それでも怯むことなく、二人は互いに拳を叩きつけ合う殴り合いを始めた。そこには連携も、華麗な身のこなしもない。ただ単純な取っ組み合いだった。そしてついに、互いの顎に拳が入り、二人は揃ってその場に崩れ落ちた。
「ちっ……引き分け、ってことか」トビーは荒い息をつきながら言った。
コリンもまた息を切らしていた。「戦いは……引き分けだったかもしれない」彼はそう言い、それから「だが、俺の任務は……失敗したようだ」と続けた。彼の視線は、『ルーメン・ステラルム』のすぐそばに立つローラン、リアンナ、メレディスに向けられていた。
「一つ分からないことがある」とローランは言った。「なぜ今回の任務で、マクシミリアン・コロッサイのような、もっと信頼できるシャドウ・ストーカーと組まなかったんだ?ソランは優秀だが、俺に執着しているせいで、手放しで信頼できる相手とは言えないだろう」
コリンは信じられないといった表情で身を起こすと、やがて笑い出した。「はっ!アルカンタラ様は、あの出来事を隠蔽するにあたって実に徹底していたからな。お前は何も分かっていないんだ」
「何?何があったんだ?」とローランは尋ねた。
「言ってみろ、エカルド」とコリンは言った。「最後にコロッサイが何かをしたという話を聞いたのはいつだ?」
ローランは言葉を詰まらせた。考えてみれば、アンドリューと共に最初の任務で戦って以来、マクシミリアン・コロッサイが何か活動したという話は一度も耳にしていなかった。トビーに目をやると、彼も同じことを考えているのが分かった。
「お前と弟に敗れた後、マクシミリアン・コロッサイは完全に精神を病んでしまったんだ。今では人目につかない共同体に引きこもり、抜け殻のような廃人になっている。アルカンタラ様は、史上屈指のシャドウ・ストーカーが新米騎士の二人組に完膚なきまでに叩きのめされたという事実が世間に知れ渡るのは、あまりに不名誉なスキャンダルだと判断した。そこで彼女はその出来事を闇に葬り、お前たちを始末するために暗殺者を差し向けたのさ」コリンは肩をすくめて続けた。「もちろん、それは完全に裏目に出たがな。お前たちがその暗殺者たちを徹底的に返り討ちにしたからな。おまけに、その過程でソランをお前に執着させることにもなった」
ローランは完全に呆気にとられたような表情を浮かべていた。彼はたった今耳にした「コロッサイ」に関する情報を理解しようと努めていたが、うまく飲み込めずにいたのだ。やがて彼は諦めた様子でこう言った。「残りの話は、ヘレコン刑務所ですることにしよう」
「まあ、いいけど」とコリンは答えた。彼にはまだ脱出用の「脱出カプセル」が残っていることなど、口にするつもりはなかった。
「メレディス、トビーの簡単な健康状態のチェックをしてくれないか?」とローランが頼んだ。
「えっ?」とメレディスは言った。「ああ、そうね! すぐにやるわ」彼女は台座から降りようとしたが、急ぐあまりスカートの裾に足を取られてつまずいてしまった。バランスを立て直そうとして何かにしがみついたのだが、運悪く、それが『ルーメン・ステラルム』そのものだった。それどころか、彼女はその剣を掴んだだけでなく、台座からすっぽりと引き抜いてしまったのだ。
「あ、あれっ!」彼女は気まずそうな表情を浮かべて言った。
面白かったですか?何度も忠告しますが「過去編」と「現在編」の二種類の話があるので注意してください。




