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【第四章連載開始!】エンデクライオンの騎士団   作者: E. C. ライリー
第三章:三振りの剣の謎

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第五話 過去:トビー、ヴァージルとアンヌリーゼ

はい、「過去編」の話です。注意してください。

過去


「まさか、マクシミリアン・コロッサイさんが俺たちの教官になるなんてな」と、黒髪で背が高く痩せ型の青年――「19番」と呼ばれている男――が言った。「それが幸運なのか不運なのかは分からんが。なにしろ、あの男には『噂』があるからな」


「カオス・ジェネレーションズ」の候補生たちは、初日の夜の訓練を終え、シャワーを浴びる準備をするために急ごしらえのロッカールームに集まっていた。訓練の終了が最後になった19番と20番は、他の者たちより少し遅れをとっていた。


「おお、今の訓練、きつかったな」と、金髪の青年――20番――が言った。「まだ初日の夜だっていうのに。これから先、訓練がどれだけ過酷になっていくか、考えるだけでも嫌になるよ」


「まあ、当然だろ? 『シャドウ・ストーカー』になる道が楽なはずがない。過酷で凄惨な試練になるだろうさ。でも、コロッサイさんが教官なら、俺たちは安泰だ」


「お前、コロッサイさんを尊敬してるんだな?」


「もちろんさ。彼は『最高の中の最高』と言われている。暗殺成功数の記録保持者だし、おまけにエンデクライオン騎士の5人を打ち負かしたことだってあるんだ。その実績は圧倒的だ! 彼のような男は過去にいなかったし、これからも現れないだろうね」


「どうかな。去年この課程を修了した新人が、彼に匹敵するかもしれないって聞いたけど」と20番は言い、眉をひそめた。「名前は何て言ったっけ? ソラン? そんな感じの名前だったと思うけど」


「まあ、ソランには今のうちに脚光を浴びておいてもらおうか。俺たちが課程を修了した暁には、コロッサイさんに匹敵する存在になるのは俺たちなんだからな」19番はそう言うと、振り返って手を差し出した。「ああ、それと、俺はヴァージル・コリンだ」


「トバイアス・ハートウェルだ」20番はヴァージルの手を握り返しながら言った。「トビーって呼んでくれ」


「なあ、トビー。この訓練課程を一緒に乗り越えないか?」とヴァージルは言った。「お互いに背中を預け合うんだ。どうだ?」


「いいな」とトビーは応じた。「協力してシャドウ・ストーカーになろう。そうすれば、預言者様と我らの大義のために、二人で共に戦える。君が俺の背中を守ってくれるなら、俺も君の背中を守るよ」


 二人はシャワー室へと向かった。中に入ると、トビーは「18番」が隅の方に立っていることに気づいた。シャワーを浴び終えても、彼女はまだそのあたりに留まっていた。トビーが彼女に歩み寄り、「何かあったのか?」と尋ねると、


 トビーに声をかけられた「18番」は、驚いてビクッと身をすくませた。「あ、いや、何でもないの。うーん……でも、すごく重大なことというか……その……本当に馬鹿げたことなんだけど……」


「言ってみてよ。大したことじゃないなら、何があったのか話せるだろ」とトビーは言った。


 18番は少し気まずそうに言った。「あの……シャワー室が男女共用なんです。共用だとは知らなくて」


 トビーは18番に目を向け、それからシャワー室の方を見た。「そうだな……君の懸念はもっともだと思うよ。よく考えてみれば、俺だってそれはちょっと気になるし」


「本当ですか?」18番は明らかに驚いた様子だった。


「本当だよ」とトビーは言った。プログラムには他にも女性が参加していたが、彼女たちは皆、誰も近づけないような威圧的なオーラを放ち、不用意に手を出せば危険だということを周囲に知らしめていた。しかし、18番は違った。彼女はこのプログラムで断然若く、魅力的な女性参加者であり、どこか無防備で守ってあげたくなるような雰囲気をまとっていたのだ。トビーは、プログラムが進むにつれ、彼女を何らかの形で利用しようとする悪質な参加者が現れるのではないかと感じずにはいられなかった。


「いいかい、今すぐシャワーを浴びておいで」と彼は言った。「俺は20番だから、必然的にいつも最後になるんだ。だから、俺の後に誰かが入ってくることはない。手短に済ませなきゃいけないだろうけど、入り口で見張っていれば、他の人が入ってくるのを防げる」


「いいんですか? 本当に大丈夫?」18番が尋ねた。「だって、何か問題になったりしませんか?」


「リスクは俺が負うよ」とトビーは言った。「それから、明日の朝、朝食の直前に食堂の外で俺を探してくれ。その時に話をしよう」彼はため息をつきながら言った。「大したことじゃないけど……」


「いいえ。もう十分すぎるほどしていただきました。本当にありがとうございます」18番は心から感謝している様子で言った。「ちなみに、私の名前はアンヌリーゼ・ウィーバーです」


「俺はトバイアス・ハートウェルだ」とトビーは言った。「トビーと呼んでくれ」

面白かったですか?何度も忠告しますが「過去編」と「現在編」の二種類の話があるので注意してください。

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