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【第四章連載開始!】エンデクライオンの騎士団   作者: E. C. ライリー
第三章:三振りの剣の謎

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第一話 過去:砂漠の訓練場で

はい、新しい章の始まりです。第3章では、これまでとは少し趣向を変えて、過去と現在という二つの物語を並行して進めていきます。混乱を避けるため、それぞれの話の冒頭に「過去」または「現在」と明記しますので、そちらにご注目ください。

過去


 メキシコ北部の隔絶された土地、その砂漠の奥深くに夕闇が迫っていた。そこには軍事用の障害物コースが設けられていた。クライミングウォール、ロープ・オブスタクル、カーゴネット、平均台、ハードル、溝など、あらゆる障害物が揃っていた。コースの入り口には、軍用迷彩服に身を包んだおよそ20人の男女が立っていた。


 彼らが隊列を組んで立っていると、一台のジープがコースの入り口に乗り付けてきた。車から降り立ったのは、身長が約213センチ近くあろうかという巨漢だった。白髪混じりの黒い豊かな髭を蓄え、短く刈り込んだ黒髪、窪(くぼ)んだ茶色の瞳、オリーブ色の肌を持ち、完全な戦闘装備に身を包んでいる。彼がホイッスルを鳴らすと、若者たちは一斉に気を付けの姿勢をとった。その大男は堂々とした足取りで隊列の前に進み出た。


「諸君、このプログラムへようこそ」と、彼は低く野太い声で言った。「私はマクシミリアン・コロッサイ。このプログラムの教官だ」


 参加者の中から、「コロッサイ……あの本人か?」「本当にあの有名なコロッサイさんなのか?」「まさか、あのコロッサイ氏に訓練してもらえるなんて!」といった囁き声が漏れ始めた。しかし、コロッサイが鋭い視線を向けると、彼らは一斉に口をつぐんだ。


 コロッサイは咳払いをすると、言葉を続けた。「ここにいる全員がこのプログラムへの参加に選ばれたのは、君たちが可能性を示したからだ。すでに成し遂げたこと以上の高みへと至る可能性。我々の大義に真にふさわしい存在となる可能性だ」。彼は一呼吸置くと、こう言った。「だが、今君たちの目の前にあるのは、あくまで初級コースに過ぎない」。彼は背後にある障害物コースを指し示した。「明日からは、コースの難易度が段階的に上がっていく。全員が上級職超力者(ハイレベルサイリック)だからといって、このプログラムを楽に切り抜けられるなどと思わないことだ」


 コロッサイは参加者たちの前を行き来し始めた。「はっきり言っておこう。君たちのほとんどは生き残れない!」彼は再び言葉を切り、その言葉を参加者たちに噛みしめさせた。「大半は脱落することになる。実際、合格者がたった一人ということも珍しくないし、一人も合格者が出なかったことさえあるのだ」


 候補生たちの間に再びざわめきが広がったが、コロッサイが鋭い視線を向けると、彼らはすぐに口をつぐんだ。


 するとコロッサイは、彼には似つかわしくない笑みを浮かべた。「だが、それを乗り越えた少数の者には、それに見合うだけの素晴らしい報酬が待っている」と彼は言った。「プログラムを完遂し、選ばれし精鋭の仲間入りを果たした時――その時初めて、君たちは誇りを持って自らをこう名乗ることができるようになる……『シャドウ・ストーカー』と!」


 新兵たちが歓声を上げた。コロッサイは彼らに少しだけその喜びを味わわせてから、静かにするよう合図を送った。


「もしこの選抜課程で脱落したとしても、決して落胆することはない」と彼は言った。「信徒として『カオス・ジェネレーションズ』に誇りを持って奉仕し続けることに、何ら恥ずべき点などないからだ。とはいえ、与えられたこの機会を軽んじてはならない。『シャドウ・ストーカー』として『預言者様』と『大魔王様』に仕えることほど、名誉ある務めはないのだから。お前たちは一生に一度の好機を手にしている。それをしっかりと掴み取れ!」彼は直立不動の姿勢で右手を胸に当てて敬礼し、こう告げた。「アポカロン・カオスに栄光あれ」


 新兵たちも一斉に同じ敬礼を行い、声を揃えて唱和した。「アポカロン・カオスに栄光あれ!」


「さて」とコロッサイは言った。「これより、訓練初日の夜の部を開始する。新兵は全員、指定された番号順に整列せよ。自分の番が来たら、障害物コースに挑む前に、番号と名前を声に出して名乗ること」。彼は一呼吸置いてから、こう続けた。「言っておくが、このプログラムの期間中、お前たちが名前で呼ばれるのはこれが最後だ。自由時間に互いを名前で呼び合うのは構わない。だが、訓練中は番号でしか呼ばれない。胸を張って『シャドウ・ストーカー』の称号を手にし、去っていく者だけが、公然と自分の名前を名乗れるのだ」。


 新兵たちは一人ずつ、指定された番号と名前を叫んでから障害物コースへと駆け出していった。やがて、残るはあと三人となった。


「次!」とコロッサイが叫んだ。


 魅力的な若い女性が前に出た。彼女は平均的な背丈で、灰色の瞳と、肩までの長さのふんわりとしたストロベリー・ブロンドの髪をしていた。


「18番。ウィーバー、アンヌリーゼ・グレース!」と彼女は叫んだ。


「よし、行け!」とコロッサイが叫ぶと、彼女はそれまでの参加者たちと同じように、障害物コースの方へと走り出した。「次!」


 痩せて背の高い若い男が前に出た。彼はひょろりとした体型で、短く刈り込んだ黒髪と灰色の瞳をしていた。


「19番。コリン、ヴァージル・オリヴィエ!」と彼は叫んだ。


「よし、行け!」とコロッサイが叫ぶと、その若者はそれまでの参加者たちと同じように、障害物コースの方へと走り出した。「次!」


 無造作なブロンドの髪と青い瞳をした、背の高い若い男が前に出た。


「20番。ハートウェル、トバイアス・アーサー!」

どうでしたか?面白かったですか?もう一度言いますが話の冒頭に「過去」または「現在」と明記しますので、そちらにご注目ください。

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