表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『【天下無双の宮本武蔵】関ケ原で死んだ武士達の血で捏ねた泥人形をムサシと呼んで、天下を騙した又八の戦国無双の物語』  作者: hatuhi stand


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/50

第42話:時を稼ぐ嘘

「一月後だ、舟島でお主との勝負を所望する……別名、巌流島と呼ぶ者もいるがね」

小次郎の口から放たれた死刑宣告に、又八の顔色が土色に変わる。

「い、一ヶ月……!? 待て待て、それは絶対に無理だ!」

又八は小次郎の白装束を掴まんばかりの勢いで詰め寄った。

「ムサシ流では決闘はすぐには行わないのが伝統的な作法なんだ! 今の彼は、先祖代々の非常に長くて複雑な法事の真っ最中でね。終わるのに半年はかかるんだよ!」

「法事だと?」

小次郎が怪訝そうに眉を寄せると又八は、さらに畳みかける。

「そうとも! 泥の体を清め、魂を熟成させる神聖な期間だ。今斬ったら呪われるぞ。あんたみたいな天才には、最高の状態のムサシを斬ってほしいんだ。だから……半年! せめて半年は待ってくれ!」

小次郎は少しだけ考え、退屈そうに肩をすくめた。

「……半年でも一年でもいい。私は退屈を凌げればそれでいいのだ、巌流島で待つ」

「じゃあ、一年後の今日で!!」

嵐のような男が去った後、又八はその場に崩れ落ちた。

「危ねえ、死ぬところだった……一年あれば何とかなる。とりあえず、どこか人の少ない静かな村へ行こう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ