表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『【天下無双の宮本武蔵】関ケ原で死んだ武士達の血で捏ねた泥人形をムサシと呼んで、天下を騙した又八の戦国無双の物語』  作者: hatuhi stand


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/50

第24話:鎖鎌の罠

伊賀の山道は、ムサシにとって最悪のコンディションだった。ここの土は乾燥してパサパサで、どれだけ足元から泥を補充してもムサシの体には上手く馴染まないのだ。

「……ツチ……パサパサ……」

「文句を言うな! ほら、この飲みかけのお茶で練り直せ。槍がグラついてるぞ!」

又八がムサシの胸に刺さった槍の根元を必死に泥で固めていた、その時だ。

頭上の枝からジャラリと金属が擦れる嫌な音が響いた。

「何奴だ……槍を突き立てたまま、我が庭を荒らす不届き者は」

現れたのは巨大な鎖鎌を構えた男、宍戸梅軒だ。その目は、ムサシの胸に深く突き刺さったままの十文字槍を鋭く射抜いている。梅軒にしてみれば、槍を刺したまま平然と歩く大男など自分に対するこの上ない挑発に見えたのだ。

「槍使いを葬り、その得物を胸に飾って歩くか。狂っておるな。だがその槍、我が鎖鎌の餌食にしてくれる!」

「出た、鎖鎌野郎だ! おいムサシ、こいつを倒せば今度こそ三千石だぞ! 槍が抜けないなら、もう槍ごと戦え!」

又八は慌てて岩陰に隠れ、泥の巨人を戦場へと押し出した。伊賀の乾燥した空気の中、梅軒の放つ分銅が唸りを上げてムサシへと襲いかかる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ