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-78- スケジュール

 スケジュールを考えることは、先々の物事を安定させますから必要ですが、過密に組めば安らぎ心を消えて慌ただしくなりますから考えものです。

 桑畑は、とある区役所に勤務する中堅管理職の課長だった。

「課長、三日(みっか)の件ですが…」

 課長補佐に昇格したばかりの蚕(かいこ)が窺うように桑畑に訊ねた。

「ああ、三日か…。一日(ついたち)と二日(ふつか)があるから、三日は空けたいんだけどね…。まあ、私さえ辛抱すればいいんことなんだが…」

「他の日でも私はいいんですが…」

「そうかい? それじゃ七日(なぬか)ぐらいでどうだろ?」

「はい、それじゃその方向で進めさせて頂きます…」

 蚕はそれ以上、無理強(むりじ)いせず、あっさりと撤収した。桑畑はホッ! とひと息 吐(つ)いて安らぎ気分になった。実のところ最近、疲れが溜まっていたのである。桑畑の心積もりでは三日は一日と二日の疲れを取り、休養日に当てようと思案していたのだ。美味い酒に美味い料理を風呂上がりに…という算段である。それが叶うかどうか? の分水嶺に立たされ、維持せねば…の思いが、桑畑の深層心理には潜んでいた。

 一日と二日のスケジュールを済ませた桑畑は、三日の昼過ぎ、ホッコリした安らぎ気分で美酒に酔いしれていた。

 お疲れでしたね、桑畑さん。安らぎ気分を十分に満喫して下さい。^^

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