↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
66/99

-67- 適温 2

 -8- 適温とは違う別の話です。^^

 暑過ぎず、かといって寒過ぎもせず・・人は適温で安らぎを得ます。近年は温暖化の影響からか、猛暑日が増え、夏場に向けては安らげる日が減って大変です。

 本橋は敏感肌で困っていた。適温の範囲が狭く、春や秋はいいとしても夏の暑気と冬の寒気が本橋を苦しめた。当然、そんな環境下では安らぎを得られず、本橋は四苦八苦する日々を耐えねばならなかった。それでも彼は頑張った。暑過ぎる夏は氷風呂に浸かり、寒過ぎる冬は温泉巡りを常とした。そんな努力によって適温を得ることが本橋の人生の縮図となっていった。その彼も年老いて、次第に敏感肌も消え、暑さや寒さに対する感覚も鈍化した。すると、安らぎはさほど考えなくても本橋の傍らにやって来るようになったのである。朝早く、ズ、ズ~~っと淹れた湯飲みの茶を啜っていると、本橋はいつの間にか適温を忘れるようになっていった。適温の範囲が増したことは、鈍化したと言えばそれまでだが、本橋にとって安らぎを得やすくなる体質への変貌だった訳である。

 安らぎを得る人の適温は十人十色ですが、敏感肌は困りますよね。^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。