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-67- 適温 2
-8- 適温とは違う別の話です。^^
暑過ぎず、かといって寒過ぎもせず・・人は適温で安らぎを得ます。近年は温暖化の影響からか、猛暑日が増え、夏場に向けては安らげる日が減って大変です。
本橋は敏感肌で困っていた。適温の範囲が狭く、春や秋はいいとしても夏の暑気と冬の寒気が本橋を苦しめた。当然、そんな環境下では安らぎを得られず、本橋は四苦八苦する日々を耐えねばならなかった。それでも彼は頑張った。暑過ぎる夏は氷風呂に浸かり、寒過ぎる冬は温泉巡りを常とした。そんな努力によって適温を得ることが本橋の人生の縮図となっていった。その彼も年老いて、次第に敏感肌も消え、暑さや寒さに対する感覚も鈍化した。すると、安らぎはさほど考えなくても本橋の傍らにやって来るようになったのである。朝早く、ズ、ズ~~っと淹れた湯飲みの茶を啜っていると、本橋はいつの間にか適温を忘れるようになっていった。適温の範囲が増したことは、鈍化したと言えばそれまでだが、本橋にとって安らぎを得やすくなる体質への変貌だった訳である。
安らぎを得る人の適温は十人十色ですが、敏感肌は困りますよね。^^;




