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-37- 修理
人でも物でもそうですが、修理することで安らぎが生まれます。自分で修理できる場合は自らの手で修理すればいいのですが、できない場合は修理を専門としている店に行かねばなりません。人の場合は医院か病院ですよね。^^
とある町役場に勤務する久岡は、日曜の昼前、綻びかけた椅子の布表面を修理しようと作業していた。
『これで縫い合わせたから、あとは瞬間接着剤だな…』
しばらくすると、綻びは完全に接着され、作業は終わったかに見えた。
『どれどれ…』
久岡は椅子の上へ座ってみた。だが、縫い合わせた部分の座り心地がゴワゴワしてよくなかった。
『しまった!』
久岡は弱ってしまった。
『そうだっ! あの布があったな…』
久岡はいつやら残しておいたビロードの布を鋏で切り、画鋲で留めた。
『ははは…これでいいだろう』
自分なりの修理を無事、終えた久岡に小さな心の安らぎが生まれた。
まあ、自分が安らげれば、それでいい訳ですが…。^^;




