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36/38

-36- 試験

 試験の結果がよければ、自ずと心に安らぎが訪れますが、悪ければ安らぎどころか心が(しぼ)んでしまいます。学生の皆さんならよくお分かりのことと思いますが…。^^

 大学受験を控えた西尾は一喜一憂していた。大学受験までのいろいろなテスト結果が安定しないのである。結果がいいときはクラスで一番か二番という成績なのだが、悪いと下から何番目という惨憺(さんたん)たる結果なのである。

 進路指導が行われている一室である。西尾が進路指導の教師、東雲(しののめ)と対峙して座っている。

「これだけ乱高下すりゃ、先生はどこを受けろとは自信をもって言えんな」

「どうすれば…」

「当たるも八卦、当たらぬも八卦・・というところだからな。低けりゃ低い、高けりゃ高い・・と安定していれば、この辺りの大学を受けろと言えるんだが…」

「言えませんか?」

「ああ言えん。全然、言えん。無責任なようだが自分で決める他はないな…」

「T大は…」

「よけりゃ合格、悪けりゃ桜散るだな…」

「考えてみます…」

 西尾はその日から受験の志願書を出す日、いや、正確に言えば試験日のあとまで安らぎの日々を送ることが出来なかった

 後日、西尾の受験結果は裏目が出ず、T大に合格することが出来た。

 西尾さん、よかった、よかった!^^

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