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小話22 双子の悪夢
とある貿易都市の、ある酒場。ここは酒も料理も美味いと評判で、多くの人々がやって来る。勿論、冒険者もいればオフの衛兵も。それだけ色々な人が集まれば、自然と騒動も起こるのだが。
太陽の陽が丁度、中天にさしかかる時間帯。客達の談笑で賑わう酒場に、突如、2つの小さな影が来店した。バンっと扉を勢いよく開け、外の光が差し込む。
「「さぁ、着いたぞ!」」
2つの影は同時に叫び、片足を一歩踏み入れる。その2人は10歳にも満たない少年であった。茶髪の髪がツンツンと逆立っており、瞳を大きく見開いて、好奇心を覗かす。半そで短パン姿で、手には木の枝を所持している。そして、同じ顔がそこに、「2つ」あったのだ。
「タイチョー! いきましょ!」
「あぁ、とつげきだぁぁ!」
2人は違いに頷きあい、木の枝を振るって店内を駆け出す。その顔にはいたずらっ子の笑みを浮かべて。
『なんだか、やばい予感』
2人の子供の笑みに、言い知れない予感を抱き、常連の大人達は背筋を震わす。
そう、彼らの「予感」は正しかった。そして知る。これが「悪夢の始まり」であった事を。




