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小話19 ライバル宣言!? 2
突然告げられた、勝負宣言。しかし、当の本人であるマスターはまるで無反応。全く相手にしている様子ではない。まぁ、いきなり「勝負」と言われても反応には困るものだが。
「あんな店、最近なかったよな?」
常連客の男が呟く。未だに入り口の扉は開けっぱなし。正面にある店の姿はまる見えだ。
「つい最近、できたお店よ。あいつの言う通り、高級食材ばかり並ぶ有名店」
常連客の女性が、新聞記事の一面を男に示す。
ーー各地に支店を持つ、高級料理店。その味は、南の帝国貴族達の舌も唸らせ、爆発的人気を誇っている。店のオーナーは、数々の冒険者パーティを囲い、食材調達を行なっていると言う。繊細な味付け、そして芸術的盛り付け。その姿は、皿の上に描かれた絵画の様な美しさを持つ。
「「 …… 」」
記事の内容を読み進めていた2人は、沈黙する。これは予想以上の相手だ。酒場と相対するのは間違っているほどの格上の相手。




