↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界酒場小話集  作者: 愛組
PR
19/345

小話⑧獣人族は、飲む。2

 すいません! 少し、投稿時間が遅くなりました(汗)。

 周囲の雰囲気に呑まれる事無く、獣人の男は注文する。

「マスター、まずは麦酒(むぎしゅ)だ。あの苦味と舌を刺激する感覚は、仕事終わりに丁度いい」

「わかった」

 注文を受け、マスターは木製の酒の器「ジョッキ」を取り出す。そのジョッキに、酒樽から黄色い液体をそそぎ入れる。注ぐたびに酒の上部が白く泡立っていく。ジョッキのふち、ギリギリまで満たすと獣人の男の前にドン、とおいた。

「お! ありがとさん。んじゃ、早速頂くとしよう」

 獣人の男は、ジョッキの取っ手を掴み、傾ける。そして、一気に飲みほそうとした……が。


 バキャッ。


「貴様ァァァ!! なんて事をしてくれたんだ!!」

 扉を蹴破って、新しい客、毛色の違う獣人族が現れたのだ。濃い灰色がった毛色の闖入者は、血走った目で麦酒を飲みかけた獣人の男を睨む。

「おぉ、相棒。よくここがわかったな」

「……」

 手を軽く振って、気安く獣人の男は話しかけるが、灰色の獣人は無言でズンズンと男に近づく。犬歯をむき出し、ぐっと拳を握り込んで。言葉にしなくてもわかる。衛兵や冒険者達は、その殺気立った様子で、怒りの強さをある程度予測できるのだが、これは尋常では無かった。

 緊迫感が酒場に広がっていく。灰色の獣人は、カウンターに座る獣人の男の前でピタリと停止。そして。


「この馬鹿がァァァ!!」

「グホッ」



 握り込んでいた拳を後ろへ引き、顔の横から叩き込む。横殴りを受け、獣人の男が床倒れ込んだ。

『えーー!?』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。