あらすじと登場人物(2)
3~4章のあらすじと、増えた登場人物についてまとめます。1~2章で既出のキャラクターについては(1)をご覧ください。
◆あらすじ(3~4章)
《Side:コハル》
「本当の自分」がわからなくなり苦しんでいたコハルは、エリーの助けによって詩を書き始め、自分を見つめ直す。エリーは点数を増やすことを条件づけられていない稀有なドールだった。
コハルはスイレンと心を通わせるべく彼女に自作の詩を送る。スイレンはコハルと距離を縮めてくれていたが、どこか噛み合わず、どこか不安定な様子だった。
一方、キャサリンはヘレンを始めドール達を見下す気持ちを誤魔化していたが、文化祭の練習でヘレンに恥をかかされたことで逆恨みを持っていた。本番では遂に暴力沙汰を起こし、地下の医療棟に収監されてしまった。このままでは退学となり、二度と地上の光を見れなくなるかもしれない……。
《Side:デブリ》
オットーは「ライデンシャフトの悲劇」の調査委員会に参加する傍ら、資料館館長デイビッドに出会い、旧世界の禁書を読む読書会に参加し始める。彼はそこで、「ライデンシャフトの悲劇」でキズモノになったために「退学」したドール達(=「色落ち」)と出会う。
彼は過去の哲人たちの幸福論を学び、この世界の構造が間違っていると確信を抱く。やがてデイビッドが、現体制を転覆する大反乱の計画を明らかにするが、オットーは参加するべきかどうか迷う。
成功するのか?成功したところで、明るい未来が待っているのか……?
◆新規登場人物
《デブリ》
・デイビッド
孵化・条件付けセンター中央部門資料館の二代目館長。42才。
読書会の開催者であり、参加者に旧世界の禁書を貸し出すことで啓蒙と対話を目指す。革命計画の中心人物の一人。セキュリティの管理とハッキングに長けている。
理想主義者であり、現状がどれだけ悪くても楽観的である。
・エリック
孵化・条件付けセンターの孵化管理部門、第1エリア所属。18才。ドレッドヘアーで肌が黒い。
デイビッドと付き合いが長く、読書会への勧誘を通して反乱の協力者を集めていた。
ぶっきらぼうだが仲間思いで情に厚い。子どもの頃に社会的格差からドールを逆恨みしていた時期もあったが、現在は「色落ち」と知り合ったことで考えが変わっている。
《色落ち》
・ハンナ
元・フェーゲライン愛嬢希望学園二年生。17才。髪の色は白。事件でできた顔の傷跡をキャップで隠しており、あまり人と目を合わせようとしない。
人当たりは良いがシニカルな面もあり、デイビッドの理想論にはあまり共感できない。ドールとしての商品価値が無くなった自分のことを卑下していたが、オットーと仲良くなることで自尊心を回復し、革命後の未来を彼と共に生きることに希望を見いだしつつある。




