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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
99/117

13/3255 従古 言續来口 戀為者 不安物登

従古 古ゆ いにしへゆ

言續来口 言ひ続くらく いひつづくらく

戀為者 恋すれば こひすれば

不安物登 苦しきものと くるしきものと

玉緒之 玉の緒の たまのをの

継而者雖云 継ぎては言へども つぎてはいへども

處女等之 娘子らが をとめらが

心乎胡粉 心を知らに こころをしらに

其将知 謗らむに そしらむに

因之無者 よしのなければ よしのなければ

夏麻引 夏麻引く なつそびく

命<卜>貯 恨みこと溜め うらみことため

 ※号→方 [元][天]

 ※命<方>→卜[U+202D2]

借薦之 刈り薦の かりこもの

心文小竹荷 心もしのに こころもしのに

人不知 人知れず ひとしれず

本名曽戀流 もとな恋ふるぞ もとなこふるぞ

氣之緒丹四天 息の緒にして いきのをにして


~~~~~


13/3256

原文:數々丹 不思人() 雖有 蹔<文>吾者 忘枝沼鴨

訓読:しばしばに 思はぬ人は あれりとも しましくも吾は 忘らえぬかも

仮名:しばしばに おもはぬひとは あれりとも しましくもあは わすらえぬかも

校異:父→文 [元][天][紀]


~~~~~


13/3257

原文:直不来 自此巨勢道柄 石椅跡 名積序吾来 戀天窮見

訓読:直に来ず こゆ巨勢道から 岩せ踏み なづみぞ我が来し 恋ひてすべなみ

仮名:ただにこず こゆこせぢから いはせふみ なづみぞわがこし こひてすべなみ

(或本)

原文:紀伊國之 濱尓縁云 鰒珠 拾尓登謂而 徃之君 何時到来

訓読:紀の国の 浜に寄るといふ あわび玉 拾ひにと言ひて 行きし君 いつ来まさむ

仮名:きのくにの はまによるといふ あはびたま ひりひにといひて ゆきしきみ いつきまさむ


なづむ

・行き悩む。停滞する。

・悩み苦しむ。

・こだわる。気にする。


***私的解釈***

訓読:直に来ず こゆ巨勢道から 石橋と 泥み来る吾ぞ 恋ひ窮みにて

仮名:ただにこず こゆこせぢから いしばしと なづみくるあぞ こひきはみにて

(或本)

原文:紀伊國之 濱尓鰒珠 縁到来 何時云之尓君 拾登謂而徃

訓読:紀伊の国の 浜にあわび玉 寄り来到り 君にいつ言ひしか 拾うと言いて去ぬ

仮名:きのくにの はまにあはびたま よりきいたり きみにいついひしか ひろふといひていぬ


紀伊の国の浜に真珠が打ち寄せると、いつ言っただろうか。拾うとだけ言って行ってしまった。


左注:或本以此歌一首為之 紀伊國之 濱尓縁云 鰒珠 拾尓登謂而 徃之君 何時到来 歌之反歌也 具見下也 <但>依古本亦<累>載茲 / 右三首

校異:<>→但 [元][天][古] / 累 [西(上書訂正)][元][天][古]



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