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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
100/117

13/3258 荒玉之 年者来去而 玉梓之 使之不来者

荒玉之 あらたまの あらたまの

年者来去而 年は来ゆきて としはきゆきて

玉梓之 玉梓の たまあづさの

使之不来者 使の来ねば つかひのこねば

霞立 霞立つ かすみたつ

長春日乎 長き春日を ながきはるひを

天地丹 天地に あめつちに

思足椅 思ひ足らはし おもひたらはし

帶乳根笶 たらちねの たらちねの

母之養蚕之 母が飼ひ蚕の ははがかひこの

眉隠 繭隠り まよごもり

氣衝渡 息づきわたり いきづきわたり

吾戀 我が恋ふる あがこふる

心中<少> 心のうちを こころのうちを

 ※乎→少 [西(朱書訂正)][元][天]

人丹言 人に言へる ひとにいへる

物西不有者 ものあらににしは ものあらににしは

松根 松が根の まつがねの

松事遠 待つこと遠み まつこととほみ

天傳 天伝ふ あまつたふ

日之闇者 日の暮れぬれば ひのくれぬれば

白木綿之 白栲の しろたへの

吾衣袖裳 吾が衣手も あがころもでも

通手沾沼 通して濡れぬ とほしてぬれぬ


~~~~~


13/3259

原文:如是耳師 相不思有者 天雲之 外衣君者 可有々来

訓読:かくのみし 相思はずあらば 天雲の 外にぞ君は あるべくありける

仮名:かくのみし あひおもはずあらば あまくもの よそにぞきみは あるべくありける


***私的解釈***


修正:耳師相 如是不思有者 天雲之 外衣君者 可有々来

訓読:会ひしのみ かく思はずあらば 天雲の ところも君は あるべくありける

仮名:あひしのみ かくおもはざらば あまくもの ところもきみは あるべくありける


ただ会っただけだと思わずにいよう。雨雲のような所も彼にはあるから。

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