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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
87/117

13/3227 葦原笶 水穂之國丹 手向為跡 天降座兼

葦原笶 葦原の あしはらの

水穂之國丹 瑞穂の国に みづほのくにに

手向為跡 手向けすと たむけすと

天降座兼 天降(あめお)りましけむ あもりましけむ

五百万 五百万 いほよろづ

千万神之 千万神の ちよろづかみの

神代従 神代より かむよより

云續来在 言ひ継ぎ来たる いひつぎきたる

甘南備乃 神なびの かむなびの

三諸山者 みもろの山は みもろのやまは

春去者 春されば はるされば

春霞立 春霞立ち はるかすみたち

秋徃者 秋行けば あきゆけば

紅丹穂經 紅にほふ くれなゐにほふ

<甘>甞備乃 神なびの かむなびの

 ※耳→甘 [西(訂正)][天][紀][細]

三諸乃神之 みもろの神の みもろのかみの

帶為 帯びたれる おびたれる

明日香之河之 明日香の川の あすかのかはの

水尾速 水を早み みをはやみ

生多米難 生ひ溜めがたき おひためがたき

石枕 石枕 いしまくら

蘿生左右二 苔生すまでに こけむすまでに

新夜乃 新夜の あらたよの

(いな)通牟 よく通ひなむ よくかよひなむ

事計 事ばかり ことばかり

夢尓令見社 夢に見せこそ いめにみせこそ

劔刀 剣たち つるぎたち

齋祭 斎ひ祭れる いはひまつれる

神二師座者 神にいまさしは かみにまさしは


~~~~~


13/3228

原文:神名備能 三諸之山丹 隠蔵 杉思将過 哉蘿生左右

訓読:神なびの 三諸の山に 隠らひし 杉思ひ過ぎむ 苔生すまでか

仮名:かむなびの みもろのやまに かくらひし すぎおもひすぎむ こけむすまでか


~~~~~


13/3229

原文:五十串立 神酒座奉 神主部之 雲聚<玉>蔭 見者乏文

訓読:斎串立て みわ(くら)奉る 祝部が 髻華(うず)に玉(かげ) 見ればともしも

仮名:いぐしたて みわくらまつる はふりへが うずにたまかげ みればともしも

校異:王→玉 [元][天][類]


左注:右三首 但或書此短歌一首無有載之也

雨乞いの歌かな?

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