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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
85/117

13/3223 霹靂之 日香天之 九月乃

霹靂之 かむとけの かむとけの

日香天之 光れる空の ひかれるそらの

九月乃 九月の ながつきの

<鐘>礼乃落者 しぐれの降れば しぐれのふれば

 ※鐘→鍾 [天][類][紀]

鴈音文 雁が音も かりがねも

未来鳴 いまだ来鳴かぬ いまだきなかぬ

甘南備乃 神なびの かむなびの

清三田屋乃 清き御田屋の きよきみたやの

垣津田乃 垣つ田の かきつたの

池之堤<之> 池の堤の いけのつつみの

 ※<>→之 [西(左書)][元][天][類]

百不足 百足らず ももたらず

<九月>槻枝丹 ここの槻枝に ここのつきえに

 ※邙→五十 [万葉考]

 ※邙→九月。

水枝指 瑞枝さす みつえさす

秋赤葉 秋の黄葉 あきのもみちば

真割持 まさき持つ まさきもつ

小鈴<文>由良尓 小篠もゆらに をすずもゆらに

 ※父→文 [元][天][紀]

手弱女尓 手弱女に たわやめに

 ※上3句:自分の腕をすず(細い竹)に(たと)え、正樹の葛を持つだけでも揺れてしまう程力が無いという意味。


吾者有友 吾れはあれども あれはあれども

引攀而 引き攀ぢて ひきよぢて

峯文十遠仁 実も撓に さねもとををに

捄手折 ふさ手折り ふさたをり

吾者持而徃 吾れは持て行く あれはもてゆく

公之頭刺荷 君がかざしに きみがかざしに


~~~~~


13/3224

原文:獨耳 見者戀染 神名火乃 山黄葉 手折来君

訓読:ひとりのみ 見れば恋しみ 神なびの 山の黄葉 君に手折り来

仮名:ひとりのみ みればこほしみ かむなびの やまのもみちば きみにたをりく

百-九+三=九四

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