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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
1巻
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7/124

1/12 吾欲之 野嶋波見世追 底深伎

原文:吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾 [或頭云 吾欲 子嶋羽見遠]

[或頭云]

原文:吾欲 子嶋羽見遠 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾


訓読:吾が欲りし 野島は見せつ 底深き 阿胡根の浦の 玉拾はぬぞ

仮名:あがほりし のじまはみせつ そこふかき あごねのうらの たまひりはぬぞ


[或頭云]

訓読:吾が欲りし 子島は見るを 底深き 阿胡根の浦の 玉拾はぬぞ

仮名:あがほりし こじまはみるを そこふかき あごねのうらの たまひりはぬぞ


阿胡根は「吾、子無い」との掛詞か? その裏なので「子有る」という事か?

玉は子や赤ちゃんの事か?


私が見たかった野島は見せていただきました。底深い阿胡根の浦の珠は拾って頂いておりません。

私が見たかった子島は遠くに見えているのに、底深い阿胡根の浦の珠は拾って頂いておりません。

のちの歌で出てくる「玉藻刈る」は「賜りもの来ある」との掛詞で、賜りものとは赤ちゃんの事だと思われる。

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