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原文:吾欲之 野嶋波見世追 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾 [或頭云 吾欲 子嶋羽見遠]
[或頭云]
原文:吾欲 子嶋羽見遠 底深伎 阿胡根能浦乃 珠曽不拾
訓読:吾が欲りし 野島は見せつ 底深き 阿胡根の浦の 玉拾はぬぞ
仮名:あがほりし のじまはみせつ そこふかき あごねのうらの たまひりはぬぞ
[或頭云]
訓読:吾が欲りし 子島は見るを 底深き 阿胡根の浦の 玉拾はぬぞ
仮名:あがほりし こじまはみるを そこふかき あごねのうらの たまひりはぬぞ
阿胡根は「吾、子無い」との掛詞か? その裏なので「子有る」という事か?
玉は子や赤ちゃんの事か?
私が見たかった野島は見せていただきました。底深い阿胡根の浦の珠は拾って頂いておりません。
私が見たかった子島は遠くに見えているのに、底深い阿胡根の浦の珠は拾って頂いておりません。
のちの歌で出てくる「玉藻刈る」は「賜りもの来ある」との掛詞で、賜りものとは赤ちゃんの事だと思われる。




