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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
2巻
7/74

2/85 君之行 氣長成奴 山多都祢

2/85

原文:君之行 氣長成奴 山多都祢 迎加将行 <待尓>可将待

訓読:君が行き 日長くなりぬ 山尋ね 迎へか行かむ 待ちにか待たむ

仮名:きみがゆき けながくなりぬ やまたづね むかへかゆかむ まちにかまたむ

校異:尓待→待尓 [西(訂正)][紀][金][温]


***私的解釈***


訓読:君が行き 日長くなりぬ 山尋ね 迎へ行かむか 待ちに待たむか

仮名:きみがゆき けながくなりぬ やまたづね むかへゆかむか まちにまたむか


~~~~~~


2/86

原文:如此許 戀乍不有者 高山之 磐根四巻手 死奈麻死物<呼>

訓読:かくばかり 恋ひつつあらずは 高山の 磐根しまきて 死なましものを

仮名:かくばかり こひつつあらずは たかやまの いはねしまきて しなましものを

校異:乎→呼 [金]


***私的解釈***


訓読:かくばかり 恋ひつつあらずは 高山の 磐根巻かして 死なましものよ

仮名:かくばかり こひつつあらずは たかやまの いはねまかして しなましものよ


~~~~~~


2/87

原文:在管裳 君乎者将待 打靡 吾黒髪尓 霜乃置萬代日

訓読:ありつつも 君をば待たむ うち靡く 我が黒髪に 霜の置くまでに

仮名:ありつつも きみをばまたむ うちなびく わがくろかみに しものおくまでに


***私的解釈***


訓読:ありつつも 君をば待たむ 内靡く 吾が黒髪に 霜の置くまでか

仮名:ありつつも きみをばまたむ うちなびく あがくろかみに しものおくまでか


~~~~~~


2/88

原文:秋田之 穂上尓霧相 朝霞 何時邊乃方二 我戀将息

訓読:秋の田の 穂の上に(きり)()ふ 朝霞 何時への方に 我が恋やまむ

仮名:あきのたの ほのへにきらふ あさかすみ いつへのかたに わがこひやまむ

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