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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
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69/124

4/500 神風之 伊勢乃濱荻 折伏

4/500

題詞:碁檀越 徃 伊勢國 時 留 妻 作 歌一首


原文:神風之 伊勢乃濱荻 折伏 客宿也将為 荒濱邊尓


訓読:神風の 伊勢の浜荻 折り伏して 旅居せむなり 荒るる浜辺に

仮名:かみかぜの いせのはまをぎ をりふして たびゐせむなり あるるはまべに


~~~~~~


4/501

題詞:柿本朝臣人麻呂 歌三首

原文:未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者


訓読:乙女らが 袖振り山の[袖振りせむに] 瑞垣の 久しき時を 吾は覚ゆれり

仮名:をとめらが そでふりやまの[そでふりせむに] みづがきの ひさしきときを あはおぼゆれり


~~~~~~


4/502

原文:夏野去 小<壮>鹿之角乃 束間毛 妹之心乎 忘而念哉

校異:牡→壯 [金][紀]


訓読:夏野行く 仔牡鹿の角 束ぬ(の)間も 妹が心を 想ひ忘るや

仮名:なつのゆく こをじかのつの つかぬあひも いもがこころを おもひわするや


~~~~~~


4/503

原文:珠衣乃 狭藍左謂沈 家妹尓 物不語来而 思金津裳


訓読:玉衣 さ静まさらむ 妹が家に もの語らず来 想ひかねつも

仮名:たまごろも さしづまさらむ いもがいへに ものかたらにき おもひかねつも


叶わないを得る→かなわぬ→かぬ


~~~~~~


4/504

題詞:柿本朝臣人麻呂 妻 歌一首

原文:君家尓 吾住坂乃 家道乎毛 吾者不忘 命不死者


訓読:君が家に 吾が住む坂の 家路をも 吾は忘れな(ず)ね 命死なな(ず)ば

仮名:きみがいへに あがすむさかの いへぢをも あはわすれなね いのちしななば

4/505~506は3/269にあり

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