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4/488 君待登 吾戀居者 我屋戸之
原文:君待登 吾戀居者 我屋戸之 簾動之 秋風吹
8/1606
原文:君待跡 吾戀居者 我屋戸乃 簾令動 秋之風吹
訓読:君待つと 吾が恋ひ居れば 我が宿の 簾動かす[動かし] 秋の風吹く
仮名:きみまつと あがこひをれば わがやどの すだれうごかす[うごかし] あきのかぜふく
秋は飽きとの掛詞。
風吹くは「風の噂を吹き込む」の意味を暗示する。
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原文:風乎太尓 戀流波乏之 風小谷 将来登時待者 何香将嘆
訓読:風だにを 乞ふるは乏し 風だにを 来むと待たじば 何嘆かむか
仮名:かぜだにを こふるはともし かぜだにを こむとまたじば なになげかむか
風の噂すら求めてしまうなんて、そんなに心配なのね。風は吹いて来るものだと思って待たずにいれば、何を嘆く必要があるというの?
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8/1607
原文:風乎谷 戀者乏 風乎谷 将来常思待者 何如将嘆
訓読:風だにを 乞ふるは乏し 風だにを 来むとし待てば 何如に嘆かむ
仮名:かぜだにを こふるはともし かぜだにを こむとしまてば いかになげかむ
風の噂すら求めてしまうなんて、そんなに心配なのね。風は吹いて来るものだとして待っていれば、何を嘆く必要があるというの?
額田王結婚前




