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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
1巻
24/117

1/50 八隅知之 吾大王 高照 日<乃>皇子

原文:八隅知之 吾大王 高照 日<乃>皇子 荒妙乃 藤原我宇倍尓 食國乎 賣之賜牟登 都宮者 高所知武等 神長柄 所念奈戸二 天地毛 縁而有許曽 磐走 淡海乃國之 衣手能 田上山之 真木佐苦 桧乃嬬手乎 物乃布能 八十氏河尓 玉藻成 浮倍流礼 其乎取登 散和久御民毛 家忘 身毛多奈不知 鴨自物 水尓浮居而 吾作 日之御門尓 不知國 依巨勢道従 我國者 常世尓成牟 圖負留 神龜毛 新代登 泉乃河尓 持越流 真木乃都麻手乎 百不足 五十日太尓作 泝須<良>牟 伊蘇波久見者 神随尓有之


校異:之→乃 [元][類][冷][紀] / 郎→良 [元][類][紀]


修正:八隅知之 吾大王 高照 日<乃>皇子 荒妙乃 藤原我宇倍尓 食國乎 賣之賜牟登 都宮者 高所知武等 神長柄 所念奈戸二 天地毛 縁而有許曽 磐走 淡海乃國之 衣手能 田上山之 真木苦佐 檜乃嬬手 矣 物乃布能 八十氏河尓 玉藻成 浮倍流礼 其乎取登 散和久御民毛 家忘 身毛須奈不知 吾作 日之御門尓 不知國 依巨勢道従 我國者 常世成牟尓 負圖留 神龜毛 新代登 泉乃河尓 鴨自物 水尓浮居而 持越流 真木乃都麻手乎 百不足 五十日太尓作 泝<郎>為牟 伊蘇波久見之者 神随尓有


訓読:八隅知し 吾が大王は 髙照らす 日の御子なりて 荒妙の 藤原が上に ()す国を めし賜はむと みあらかは 高知らさむと 神ながら 思ほすなへに 天地も 寄りてあればこそ 岩ばしる 淡海の国の 衣手の 田上(たなかみ)山の 真木(くさ)の ()の妻手なる もののふの やそ氏川に 玉藻()り 浮かべ流れむ 其を取ると 騒くみ草も 家忘れ 身も知ら()なり 鴨じもの 水に浮きゐて 吾が造る ()のみ門には 知らぬ国 寄る巨勢路より 我が国は 常世ならむに 追ひ出づれる 神か召ししも 新た代と 泉の川に 持ち来せる 真木の妻手を 百足らず いかだに作り 登らさむ 磯場()見しは 神ながらなり


みあらか(み在ら処):御殿、宮殿の敬った呼び名。

なへ:~するとともに。~しながら。

くさ(種):種類。

妻手:曲尺の短い方。短枝とも。⇔長枝、長手。

もののふ:朝廷に仕える官人。

やそうぢ(八十氏):多くの家系。

巨勢路:飛鳥から紀伊の国に続く道。今の奈良県御所ごせ市の南西部。

泝:さかのぼる、向かう


仮名:やすみしし あがおほきみは たかてらす ひのみこにありて あらたへの ふじはらがうへに めすくにを めしたまはむと みあらかは たかしらさむと かむながら おもほすなへに あめつちも よりたればこそ いはばしる あわみのくにの ころもでの たなかみやまの まきくさの ひのつまでなる もののふの やそうぢかわに たまもなり うかべながれる そをとると さわくみくさも いへわすれ みもしらずなり かもじもの みづにうきゐて あがつくる ひのおほみかどに しらぬくに よるこせぢより わがくには とこよならむに おひいづれる かみかめししも あらたよと いづみのかはに もちこせる まきのつまでを ももたらず いかだにつくり のぼらさむ いそばくめしは かむながらなり


門を作る大工の歌らしい?


~~~~~~


1/51

題詞:従 明日香宮 遷居 藤原宮 之後 志貴皇子 御作 歌

原文:婇女乃 袖吹反 明日香風 京都乎遠見 無用尓布久


漢文:明日香風 吹反 袖 乃婇女 矣、遠見 京都、(而)布久 尓無用

訓読:采女らの 袖吹き返す 飛鳥風 みやこ遠みて いたづらに吹く

仮名:うねめらの そでふきかへす あすかかぜ みやことほみて いたづらにふく


采女の袖を揺らしていた飛鳥の風が、都が遠くなりただ吹いている。


うねめ(采女)とは、天皇のそばで食事の世話などをした女性。


こきだ ひゑね(許幾だ 剥餌ね / このくらいだと 剥いで与えね)

こきし ひゑね(許幾し 剥餌ね / このくらいしかと 剥いで与えね)

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