第十二話:遠出
ある土曜日、今日もとりあえず晴れの予報。
せっかくだから少し遠くに行ってみようと思った。
行先はネットで見つけた透明度のメチャクチャ高い池。栃木県の「出流原弁天池」に決めた。
ちょっと前にネットで見ていた「忍野八海」という観光名所があまりにきれいだったので、同じような透明度の池を見てみたいと思ったのだ。
今日はブルートゥースのスピーカーをヘルメットの中に埋め込んで、ヤフーナビアプリを動作させて道案内をしてもらった。
スマホを見ずに音だけで曲がり角を聞きいて行こうと思う。
これまで、俺の相棒07にパフォーマンスダンパーを付け、ECUの書き換えを施しているので、その効果をツーリングでも味わおうと思っていた。
一人で走っている方がバイクの挙動に敏感になれるので、少し長く走ってみよう。
ヤフーナビは、主要な道路を案内するので、ほとんど道幅のある直線的な道路で構成される。
それでも、信号では発信や停止はするし、交差点を曲がったりはするので、チューニングの確認にはちょうどよいだろう。
やはりある程度以上のスピードを出すと、パフォーマンスダンパーのおかげか以前より路面の追従性はよくドッシリした安定感がある。
発信時の加速も停止前のエンブレもECUの成果で以前よりジェントルに感じられた。運転が楽だ。
割と退屈な普通の道を走って「出流原弁天池」に到着。
相棒を停めようと思ったが、駐車場が一杯でバイクすら停める隙間がなかった。
クルマが多いと言うより、駐車場が狭い。道の少し広くなっている所のそこかしこに車が駐車していた。
一旦池を通りすぎてからUターンして、バイクの入る隙間を探すと、非公式と思われる駐車場の端の電柱の影に隙間を見つける。
こういう無秩序な駐車場ではバイクは圧倒的に有利だ。
そこにバイクを停めて、まず、池の隣の弁天神社に参拝。
弁天神社の参道は、長い階段だった。せっかくなので長い長い階段を休み休み登って、やっとお堂に到着。
そこの高台からの景色を見る・・・なんか、苦労して登ったのに、思った程の景色じゃなかった。
階段は上りではあんなにつらいのに下りはかなり楽だ。年を取ってから余計にそう感じるようになった。
そして肝心の池。石に説明が書かれていた、簡単に言うと山からの水が土でろ過されてこんな透明度になるらしい。
一応、スマホで写真を撮るが、こういうきれいな透明度を写真で伝えられたことがない。
あまりに透明なので、泳いでいる鯉が宙に浮いているように見える。
道から少し奥に入ると少し山奥にある池のように見える。
山の奥を歩いていて、知らずにこの透明度の池を見たらチョー驚きだろう。
でも、車の行きすぎる道沿いで、池のすぐ横に売店があり、完全に観光地の中にあるので、いまいち感動が薄かった。
行きだけで疲れたので、高速で帰ることにした。
やはり早い速度域のパフォーマンスダンパーはよく効いていた。
ECUの書き換えは高速でも扱いやすく、しかもパワフルを兼ね備えていた。
帰って来て距離を見たら300Kmを越えていた。今年になってから1番長く走ったと思う。
なんだか、すごく疲れた。体力なさすぎ。
何だかんだと4連休は予報に反して、天気は悪くなかった。いっぱい乗った感じがあって良かった。
やっぱり07との遠出は本当に面白いなぁ。




