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ウラミゴト  作者: カタワレ
[Man say goodbye to boy]
4/6

3話:「学校のキマリゴト」

〈キーン コーン カーン コーン〉

陸と律があいさつを交わした少し後、チャイムが鳴り響き「朝の会」の開始を教えてくる。

けれども誰一人として静かにしない。

そんな中、一人の先生が教室に入ってくる。

うるさい教室を静かにしようとする素振りも見せず、

「はい、朝の会を始めます。日直の清水さんお願いします」

と、それだけを言う。

そんな人のいうことなど誰も聞くはずなく、

「きおつけーれいー」

とだけ、かなり生意気とも取れる号令をする。

その時だけほんの一瞬静かになって、また騒がしくなっていく。

そんなちょっとだけ崩れかけている、今のご時世よくあるクラスにとどまっていればよかったのだが、決してその範疇(はんちゅう)に収まるような崩れ方ではない。

ー時を進めて昼休みー

ここA町小学校では給食の時間と昼休みの時間が分かれている。

〈キーン コーン カーン コーン〉

先に食べ終わった人に対しては暇すぎる給食の時間もようやく終わりやっと遊べると思ったのもつかの間、窓の外は雨が降っている。

そうして有り余る給食の後のエネルギーを持て余した少年たちは教室の中で遊び始める

バチン

そうした鈍い音が教室に広がろうとして、

「のびのびのー」

大人気アニメの技名を言いながら陸に向かってパンチをする律の声にかき消されてしまう。

小2とは言えそこそこ力が強くなっている時期の手加減を知らないパンチは受ける陸にとってはしっかりと痛みを感じるものであった。

しかし少年 陸は笑う。

これを「遊び」だと信じ込んで、それを疑わないから。

しかし体の傷は徐々に心にも広がっていく。

そういうものなのである。

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