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4話:家でのカクシゴト
バチンという音が聞こえだしてから30分、チャイムの音が鳴り響きもうすぐで授業が始まることを律たちに伝える。
それを聞いた律はそそくさと自分の席に戻っていく。
陸もしゃがみ切った腰を上げて自分の席に戻っていく。
そこからの1時間弱は特に何事もなく過ぎて、家に帰ってお風呂に入るとき、
「陸、入るよ」
「ちょ⁉お母さん⁉」
陸の母親である九十九真希が入ってきた、真希は顔を少しゆがめて
「陸?これどうしたの?」
と聞いてくる。
その目線の先にあるのは体中、特に太ももや腕に密集した大きなあざである。
それは当然律につけられたものであるが、陸は日常的にこれをつけられているため、本人であるにも関わらずあざがどうしてできているのかを分かっていない。
だからこそ本当に不思議な様子で
「どっかにぶつけちゃったかもw」
そういうしかなかった。
そんな陸の様子を見て真希は
「ドジねーw」
そう笑っていた。




