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子供の時は天才魔法使いと呼ばれ可愛いがられ、成長につれ無能になり蔑まれ、今は最凶魔法使いの弟子になり(歪ですが)溺愛されてます。  作者: ねこ


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第8話 これは愛されてますか?

 ここに来ての私の1日……


「いただきます。」

「はいはい食べて!」


 朝はグレイスさんと朝食を摂り……


「そうそう、数字は強いようね。じゃあここを……」

「こうですよね?」

「そうそう!理解が早くて助かるわー」


 昼前はグレイスさんの座学を受けます。主にグレイスさんが異世界で学んだ物を教えて貰います。


「お昼は何食べよっかー」

「私が何か簡単な物を作りましょうか?」


 お昼は私が作りますが大した物は作らせて貰えずに簡単に……


「じゃあ魔力を流して……」

「ふーぅ……」

「いいよーうーんこの中を可視化出来たら良いんだけどなぁ……」

「魔力を粒子として確認する事は出来ませんかね?」

「ん?……なるほど!やってみよっか!」


 そして余計な事を考えてると……


ゴツンッ!


 ゲンコツが飛んできてお仕置きイスに座らせられます。


「私ってもしかして結構愛されてます?」

「……今更?」


 夕食を食べながら私はグレイスさんに問いかけた所どうやらその通りの様です。


「それは非検体としてですか?」

「後で鞭打ちに処す!」

「ええー!じゃあ人としてですか!?なぜですか!?」

「何故と思う?」


 と聞かれましても心当たりが全くありません。


「まぁフレアには心当たりはないわよ。」

「それってつまり……」

「そう異世界でよ。その世界で私は野良猫だった。そして餓死しかけてた私を拾って貰ったのよ。あの時はありがとう……」

「あの……それは私じゃなくて別の私の様ですが……」


「ふふふ……そうね。でも、フレアの何回前の転生かは知らないけど私が死ぬ最後までつきっきりで看病してくれてね。毎日声かけてくれたのを今でも覚えてるわ……とても平和な日々だったなぁ……」


 私にはそわな記憶がありません。もしかしたら私とは全く違う人だったかもしれません。


「それはない!」

「心読みましたね。何故言い切れるのですか?」

「転生前に神様を脅したから!」


 耳を疑いました。まさか神様を脅したなんて事普通では聞きませんから……


「3度目の転生時にあの子と同じ世界に転生したいって言ったらまだ60年は生きるからとその間に他の異界の戦争を止めてこいと言われて行かされたんだっけ……そしたら6歳くらいで亡くなったのよね……もう痛みなんてなかったなぁ……一瞬だったし……」


 笑いながら言いますがかなり重い話ですよ……


「それで戻ったらまた次の場所へ連れてかれてとなかなか会えないのにめちゃくちゃこき使われるから神様一旦締め上げたのよ。そしたら……」





「わ、わかった……じゃあこの異界で待っててくれここは魔力の保有量に応じて長生き出来る。軽く1000年は生きられるくらいの魔力容量にしとくからここで待て!」

「絶対ね……あとあの子が来たら私にわかる様にしなさい。神々の戦争まで引っ張り出されたのだからいいわよね?」

「わ、わかった……ワシももう痛めつけられたくないからな……」





「と言う事があったのよ。まぁフレアはあの時の容姿ではないけど分かったのは匂いね。」

「匂いですか?」


「そう、干し草の優しい匂い。それが目印だったわ。後は直感かしらね。」


 私は家族から見限られた時からずっと馬小屋で生活してました。まさかそれがここに来て役に立つとは思いませんでしたが……それでも……私じゃない私が繋いでくれた縁なのでしょう。大切にしないといけませんね。


「という事は……グレイスさんを助けた時の私は今のグレイスさんみたいに暴力的だったのですか!?」


 次の瞬間私は気絶させられてお仕置きイスに座らされていました。


「気がついた?前にも言ったけど私は暴力的じゃないのよ。そして猫だった私に暴力を振るった事はなかったわ。」

「……じゃあ……なぜ?」

「ふふふ……何故って?私は痛い思いをさせた方がより覚える事を知ってるからよー!」


 あー……やっぱりこの人は暴力的だ……


「あと、妹さんのことも知ってるからよ。」

「……なんでですか!?」


「それは……内緒よ!」


 その後たっぷり折檻されました。これは本当に愛なのか疑わしいですが、とりあえず無償の愛という事はなく私の魂の善行がこの結果に繋がった。それだけは間違いない様です。

 ここまで読んで頂きありがとうございました

次回更新もお楽しみ!


 もし続きが気になってもらえたらブックマークをして更新をお待ち頂けると幸いです!

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