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第31話「戦争の平和」と「平和の戦争」
もう全ては起こっていたのかもしれません。本当に全てがーー天動説のようでした。天動説のような運命ばかりが愛鈴の周りで大量破壊兵器になります。そして愛鈴のことを動かし続けます。愛鈴の心を自分の方へと振り向けさせ続けるように。
生きるということや死んでしまうということ。その答えはどこにあるのでしょう。どうしたら最短距離でそれを知れるのでしょう。ユフィリアの影を追うようでした。いつの間にか生まれていたさらに地下深くへの階段ーー広漠とした黒い霧が吹き上がって気象が乱れているような、床や天井という概念さえも消えていく階段世界ーーを無我夢中に。杞憂ではありませんでした。この壮大なまでの不安は。
平和と戦争という境界線さえもぼやけたならーー誰が何を告げるのでしょう。




