能力開花2
「知らない天井だ……」
「何へんなこと言っているの?」
校長がいた。一度やってゆってみたかったセリフを聞かれた。めっちゃ恥ずかしい。もうお婿さんにいけない。
「しっかし、あんたもいくら転生者やからって学校来て初日でこれはすごいな。一体何をしたんや?ステータス見てみ」
ああ、そういえば購買で買い物をしていたら。激痛が襲ったんだった。きちんと買えたのか。
「ステータス・オープン」
2ページ目に紙が入っていた。しかしあのうざい文字ではなくすごく達筆な文字だった。
拝啓 春陽の候、アルフレッド様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたびは弊社社員の神の不適切な対応につきまして深くお詫び申し上げます。
弊社では魂の送還の際十分注意を払うように指導しておりましたが、まだそれが徹底されていないことを痛感いたしております。
以後、このようなことのないよう本人の記憶を奪い地上に返すとともに、社員教育の強化をはかり、皆様にご奉仕してまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。略儀ながら、書中にて社員非礼の謝罪まで申し上げます。
敬具
代表取締役社長
アルフレッド様
あいつ首になったのか。悪事はいつかはばれるものだな。
「ー~ー~ー~ー~ー~ー~ー~ー~ー~ー~ー~」
あれ?校長が壊れたラジオみたいになっている。
「あの、大丈夫ですか?」
「どうも……ザザァ……こんにちは……ザァ……あなたを……ザザァ……送った神の……ザザァ……上司の神です」
「神?」
校長がザザァ……とか自分は神だとか言ってるとシュールだな。それよりまた神か。
「ザザァ……時間がないので……ザァ……早くすま……ザァ……せたいのですが……ザザァ……あなたはこの世界……ザザァ……に無理やり連れてこられ……ザァ……て来ました。なのでこn……ザァ……の世界から出ていくこと……ザザァ……もできますがこのs……ザザァ……世界の生まれた……ザァ……のでこの世界に残ること……ザァ……もできます。どう……ザザァ……しますか?」
「出ていくとどうなるのですか?」
「神に……ザァ……なるか永遠にのん……ザザァ……びり暮らすかです」
せっかく異世界に来たのに女の子とイチャイチャもせずにのんびり暮らしたくないな。……なんか人生の負け組みたいで嫌だ。
「僕はこの世界に残ります」
「そうですか。……ザザァ……ですがあなたは本来……ザァ……この世界に……ザァ……来るべき存在……ザザァ……ではありません……ザザァ……ですので……ザァ……この世界のじゅうにんを……ザザァ……ぜんいんころすような……ザァ……コトヲスルヨウナラ……ザザァ……トメニキマス……ー~ー~ー~ー……~ー~ー…………………………………………」
たぶん帰ったのだろう。それより校長はこのままでいいのだろうか。
「校長?」
「ん?どうしたん?もう見たん?」
よかった普通だ。
「いえ、今から見ます」
……自分で買っておいてなんだけどすごいことになっている。二ページ目は魔法でぎっしり詰まっている。三ページ目もまだ詰まっている。これどこまで続くのだろうか?四ページ目、五ページ目、あれ?また紙がある。とりあえず読むか。
購買の使い方。
購買に行き買いたい商品をタッチする。その後購入画面に変わる。そこで購入金額、残高、が良ければ
はい を押し購入する。購入時の金は痛みで払われる。痛みによるダメージはないので治癒魔法でも治らない。売却は金が手に入る。
今回大量に商品を買っていただいたので取り扱うことができる商品の量が増えました。ステータス・オープンの詠唱の後「購買」と唱えると購買のページまで飛ぶことができます。
あの痛みは物を買ったからなのか。ファイアーボールのときは何もなかったな。あれは1だったからか?さっき買ったときは1極だったな。1極って結局どこまで行ったんだろう。
「極という単位を知っていますか?」
「いきなりどうしたん?日本の極でええんよね」
知ってるのか?ダメ元で聞いたんだけどな。
「はい、そうです」
「万、億、兆、京、垓、秭、穰、溝、澗、正、載、極、やったで10の48乗やな。ちなみに無量大数が10の68乗やで相当大きいで」
よく知ってるな。だがこれで少し購買について分かったんじゃないか?1は痛みを感じず1000000000000000000000000000000000000000000000000だと激しい痛みを感じるのか。幅が広すぎていまいち分からないな。何があるか分からないから、どこから痛みを感じるか試していかないといけないな。
「何でそんなこと聞いたん?」
同じ地球出身の校長には話してもいいだろう。
「実は、神様が僕を送るとき、購買という能力を付けたんですが、その能力が痛みと引き換えにいろいろな力や物を買うという代物だったんです。この能力についてはまだ理解できてない所も多いのですが。現在分かっている所をまとめるとさっき言ったようなことになります」
「なるほどね。でもさすがにこんな子供がそんな能力もっとたらマジックアイテムと間違えられて殺されるか、兵士として国に連れて行かれるかどちらかやね。ほんとは学校で教えたらあかんのやけど能力の隠し方を教えやないけなさそうやな」
「さすがに死にたくないですしね。教えてください」
「ステータス・オープンと唱えた後Ability hidingって唱えた後消したい能力を触ると能力は隠せるで。自分のページには青色になって見えるわ。この能力はこっちの世界に召喚された魔法使いの勇者が創りだした能力だから思いっきり英語なんよ。それと雑学やけど勇者の確率は地球出身の確率が高いらしいわ」
「なるほどそれなら僕も勇者になれるかもしれませんね」
「やめといたほうがいいわ。勇者なんかいい事何もないから。それより早くやりなさい」
昔勇者をやってたみたいな言い方だな。まあいいか。
「ステータス・オープン」
「アビリティハイディング」
能力に触る……あれ?何もならない。
「校長、何も起きませんよ」
「もう少し発音よくしてくれる」
「Ability hiding」
もう一度能力に触る。おおっ消えた。とりあえず全部消しとくか。能力全部に触る。触る、触る、触る、触る、触る、……………………指が痛くなってきた。………………………………………………やっと終わった。というより先生ずっと待っていてくれたのか。
「終わりました」
「そう、ひとつだけ注意しとくわ。能力はこれで見えなくしたけど、使えなくなったわけではない。でもあんまり使いすぎると結局隠した意味がないから気を付けや、ほな私は帰るわ」
なるほどな。でもそれなら普通の武器とかも買わないとだめだな。そういえば忙しくて忘れかけてたけどそういえばなんか購買が増えたのか。ステータスをもうちょっと見てみるか。
「ステータス・オープン」
フローレンス・アルフレッド
レベル 1
次のレベルまで 10→10【×0,5】
ランク 青
体力 20→20【+1111】
筋力 25→25【+1111】
耐久力 40→40【+1111】
知力 100→100【+1111】
身体能力 30→30【+1111】
魔力 25→25【+1111】
霊力 30→30【+1111】
回復力 50→50【+1111】
討伐履歴 無し
犯罪履歴 無し
称号 生存者、転生者、チーター〈NEW〉
すごいな。全部1111ずつ+されてる。これも二ページ目の能力だからなのか【】の中はすべて青色になっている。あとは購買を見るだけだな。
「購買」
魔法はどうでもいい、技能もどうでもいい、能力もどうでもいい、あったこれだろう。
日用品〈回復薬〉
ポーション〈F〉1
ポーション〈E〉5
ポーション〈G〉10
ポーション〈C〉15
ポーション〈B〉20
ポーション〈A〉25
ポーション〈S〉30
ハイポーション〈F〉15
・
・
・
なるほど回復薬が勢ぞろいか、これも随分なチートだな。次のページは何があるんだ。
日用品〈武器〉
剥ぎ取り用ナイフ〈屑〉1
剥ぎ取り用ナイフ〈弱〉3
剥ぎ取り用ナイフ〈中〉5
剥ぎ取り用ナイフ〈強〉8
短剣〈屑〉1
短剣〈弱〉3
・
・
・
武器は多いな5ページ目まであった。なのに防具はないのか。そのあとはマジックアイテムがあった。こんなものまであるのか。しかも結構高い。安いやつでも100はする。だが100の奴など折れない枝などだ。何に使うんだろ?日用品なら1000から武器なら1万ぐらいからが武器らしい武器だろう。
「アル、起きていたのですか?」
ソフィアが入ってきた。そういえば買い物に行くはずだったな。
「はい、もうよくなりました。まだ外も明るいですし買い物に行きますか?」
「それができればうれしいのですが、大丈夫なのですか?」
「はいもう大丈夫です。ほかの人に遅れをとらないように早く行きましょう」
「君のせいで遅れていたのに、それを君が言うのか?」
ダニエルもいた。くそ、向こうが正論だから言い返せない。
「すいません、では行きませんか?」
「早く行くぞ。いつまで寝ているんだ」
どこぞの鬼教官だよ。まあ行くか。あれ?イザベルは?
「イザベルはどうしたんですか?」
「君は何も見ていないんだな。プリントの各パーティーの一番上に名前のある人たちはそのパーティーのリーダーを務めるため2時から第5会議室に集合するようにと最後のページに書いてあったじゃないか」
そんなことがあったのか。
「すみません、それどころではなかったので」
その後、イザベルの所に行きみんなで町に向かった。
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学校から出て町に来たが、アニメみたいだな。芝生などの学校とは違い地面は石畳、店は食べ物などの地球にもありそうな店から、日本なら完璧、銃刀法に引っかかるくらいの長さの刃渡りがあるロングソードが店頭にある武器屋などもある。遠くには城も見える。一応ここ、王国だから王でもいるのだろう。一見治安はとてもよさそうだが、裏路地には屋台が出ていていかにも怪しそうな人たちがいかにも怪しそうな物の売買をしている。
「みんな聞いてくれ。さっき先生から聞いたことをそのまま話すからよく聞いていてくれ。まず現時点では私がリーダーだが、これはより適任の人がいた場合、多数決で変えることができる」
「なら僕がリーダーだな」
ダニエルうるさいな。イザベルがしゃべってるから黙って聞いてろよ。
「それはまたあとで考えよう。次に武器だが、武器はそれぞれが使えるものを買うように、パーティーで仕事の分担などはまだいいそうだ。なんなら全員戦士でもいいと言っていた。だから各自武具を買ってくるように。集合は三日後学校の私の部屋に来てくれ。では解散してくれ」
全員が解散していった。俺も買いに行くか。……そういえば俺、金ないじゃん。……どうしよう。どうしよう。やばい。そういえば購買で売却したら金が手に入るんだっけ。何を売ろうとりあえずいらないものがありそうな技能と能力から探すか。…………………………………………ハーレム形成力UP。これは絶対いる。やらないか♂、これは絶対いらない。ゲイ・タウン作成、これもいらない。…………………………結構いらない物あったな。とりあえず売るか。売却を押し、いらないやつを押していく。もう一度売却を押す。
売却
金貨1枚
YES/NO
随分たまったな。YESを押す。ん?手の中に金貨が入っている。どういう仕組みなんだろう。とりあえず武器は購買あるから、防具でも買いに行くか。そういえばメイソンも商人だったな。会いに行ってみるか。居場所はその辺のおっさんにでも聞いてみるか。商人なんだから知ってる人もいるだろう。
「すいません、メイソンという商人を知っていますか」
「ああ知っているよ。それがどうしたんだい?」
いきなりヒットだ。幸先が良すぎるくらいだな。
「もしよければどこにいるか教えていただけませんか?」
「ああ、今から俺も行くからついていくかい?」
「よろしくお願いします」
100メートルくらい歩いたところでおっさんが再び口を開いた。
「ここだよ」
三階建てくらいのでかい建物があった。
「ここですか?」
「ああここだよ。じゃあ俺は用事があるから先に行くな」
とりあえず。中にいる店員にメイソンのことを聞くか。
「すいません、メイソンさんはいますか?」
「はい、いますが、メイソンさんは只今忙しいのでもしよければ僕がお話を聞きますがどうしますか?」
なんだ忙しいのか。まあ、別に急ぎの用でもないしいいだろう。
「僕でもつけられる防具はありますか?」
「店の奥で採寸をしますのでついてきてください」
しかし改めて中を見回すとでかいな。メイソンってそんなに金持ちなのか?
「採寸をいたしますのでこの魔道具に手を乗せていただけますか」
えっ?この世界では採寸も魔道具でできるのか?手を乗せる。……何も起きないぞ?
「ありがとうございました。サイズはこちらで責任を持って管理させてもらいます。この大きさにあう防具を探してまいりますので、しばしお待ちください」
サイズを公表しないところとか、地味にしっかりしてるな。
長くないか?日本で服買うのにこんなに待たされたことないぞ。
「アル、悪いな待たせた。お前に合う防具がなくてな。悪いがローブしかなかった。女用でもいいなら鎧もあるしオーダーメイドなら作れるぜ。どうする?」
メイソンも元気そうで何よりだ。
「ちなみにオーダーメイドだったら値段はどれくらいかかる?」
「金貨5枚くらいかな。それにオーダーメイドなら作るのに1日はかかるぜ」
完璧に予算オーバーだ。
「なら俺に会いそうな防具を金貨1枚以内であるか?」
「それならローブが一番いいな。金貨1枚で一番いいのはこれだ」
出てきたのは薄い黒のローブだった。
「これをお前の身長に合わせて切るのが一番いいだろう。耐久力は申し分ないし一応魔法耐性もついてるから初心者が着るようなものじゃないんだけどな」
「それでお願いします」
「よし分かった。少し安くしてやるよ白銀貨90枚だ」
その後切ってもらったローブと白銀貨10枚の入った袋を手にその日は寮に帰った。
次回はテストがあるので少し遅くなるかもしれません。
金について
白金貨一枚は金貨10枚
金貨一枚は白銀貨100枚
白銀貨一枚は銀貨100枚
銀貨一枚は白銅貨100枚
白銅貨一枚は銅貨1000枚
です。




