チートの始まり
やっと投稿できました。11月ぐらいにまた少し休みます。
「アルフレッド君さっそくですが、今から入学式です。昨日の今日で申し訳ありませんがついてきてください」
寮の部屋の前で俺はチュアート先生に催促されていた。
「えっ、俺受かったんですか?」
昨日あんなに簡単に帰らされてあれで受かったのか。
「はい、あっこれに着替えてください。式が始まってしまいますので早く着替えてください」
制服渡された。こっちの世界にも制服あったんだ。
取り合えず着替えながら俺はスチュアート先生の後ろをついて行った。
「こんなに急ですみませんね。5歳での入学なんて初めてでしたので、女の子用ぐらいしかサイズがなくて。さすがに男の子にスカートは履かせられないので、朝から制服を作らしていましたので遅くなってしまいました」
これって俺が悪いのかな?
「それはすみませんでした」
「謝る必要はないですよあなたのような人が来るのを予想しきれなかった学校側に責任がありますから。ほかの服は今日の午後にでもあなたの部屋にとどくでしょう。今日あなたが泊まった部屋にある荷物も今日中に業者が移動しておいてくれると思います。あっ荷解きはもうしてしまいましたか?」
「いえ、まだです」
「それはよかった。荷解きが終わっていると運んでくれませんから。あの量の荷物を一人で運ぶのは大変でしょう」
「いろいろと申し訳ありません」
「いえ、気になさらないでください。これからあなたは金も払わずに物を買ったり、食べたり、使ったりするのですからこの程度で申し訳ないと思っていたらだめですよ」
なんて会話をしていると会場のような所についた。形は日本にあった会場とほとんど変わらないただ規模が違う異様にでかい。日本にいるとき東京ドームに入ったことがあるがそれよりはるかにでかい事が見ただけで分かる。多くの人がいるのにまだ空席がある。
「君はここに座って起立と言われたら立ってください」
「分かりました」
「僕はこれから司会がありますのでこれで失礼しますね」
スチュアート先生が走って行ってから俺はまわりを見てみた。右隣はおそらく十歳ぐらいの男の子、
左は通路、その通路の向こうに7歳ぐらいに見える女の子、どこを見ても俺より若そうな奴はいない。まあこの中で一番中身がおっさんなのは俺だろうけどな。と思って一人で考えているとあたりが静かになってきた。周りも暗くなる。自然と眼が明るいステージのほうへ行く。そして会場の中で話し声がなくなった頃一人の女性がステージの上に歩いてきた。校長先生だ。彼女はマイクなようなもので声を拡張させて話し出した。
「新入生のみなさん、入学おめでとうございます。今年はめでたく547人の生徒が入学しました。
あなた方は今日からここアディントン学校の生徒です。胸を張って生きて行ってください。あなたたちの後ろに座っている3637人の人たちは今日からあなたたちの先輩です。先輩たちは頼りにされるような生活を送ってください。」
ここは地球と似てるんだなと思っていたら起立の号令がかかった。立ってついでに礼の号令もあったので周りに合わせてお辞儀したところで、上級生から退場してくださいという指示が入った。終わり早っ、と思っていると新入生は残ってくださいと言われた。どうやら上級生は忙しいようだ。
十分ぐらいかかっただろうか。中にいた親や上級生が全員退場していった。ちょうどそのとき校長先生の声が響いた。
「この学校の生徒になるならこの学校の決まりに従ってもらいます。とはいえここですべてを話すというわけにはいきませんので特に大切な物をお話しします。まずこの学校に在学中は殺人を犯した場合、アディントン学校が退学なのはもちろん、それに加えアディントン王国への立ち入りも禁止します。二つ目にこの学校では二年目の進学から進学のテストがあります。これに合格できない場合もう一度その学年を経験してもらいます。三つ目にこの学校はアディントン王国の内部にありますが、アディントン王国で許される事でも、学校内では許されないこともあります。またそれの逆もあります。最後にこの学校内では身分による違いはありません。それと一週間後に予定していた強化合宿ですが、本来山の中で簡単な魔物などでも狩っていく予定でしたが、サイクロプスが出たので安全のために一応場所を変えようと思います。詳しい場所は決まり次第担任から話します。以上です。この会場を出てすぐの所に貼ってある紙にしたがって各自自分の教室に移動してください」
俺は1年三組だった。ここで少しアディントン学校について説明しておこうと思う。これからしばらくお世話になるしな。1年生は全部で13クラスある、俺たちのクラスにいるのは43人だ。学年は9年ある。試験で落ちる人や、途中で学校をやめる人などがいるため上に行けばいくほど人は少なっていくそうだ。俺たちは何人残るのだろうか?
地図に従って歩いて約十分、やっと1-3のプレートがかかっている教室につくことができた。……学校広すぎだろ、移動教室とかどうするんだろ?教室に入ると中も大きかった。形は大学などにある階段状の大教室だった。取り合えず黒板に貼ってある紙に従い自分の席に向かう事にした。俺は窓側の席のようだ。自分の席に向かうとそこには一人の男子が座っていた。
あれ?間違えたか?
数えなおしてみたがやはり俺の席だった。
この人数だと自分の席を間違える人も出てくるか。とりあえず喧嘩にならないように対処しよう。
「すみませんが、そこ僕の席なのでどいていただけますか?」
「何、僕を誰だか知らないのか?僕はあの有名なマーフィー侯爵の一人息子、マーフィー・ダニエルだぞ」
周りでしゃべっていた人たちが一瞬静かになった。よく聞くとあのマーフィー・ダニエルなのか?とか結構騒がれている。どうやら相当えらいようだ。
「それは失礼しました。しかしそこは僕の席なのでどいていただけますか?」
まあ偉かったところで意見を変えるつもりはないがな。
「うるさい、ここは僕の席だ。僕が言ったことは絶対正解なんだ。僕が白いと言ったらウェールズだって白いんだ。ここは僕の席だ」
ウェールズって国旗とかゲームでたまに出てくる赤い竜のことか?ほんとにいるのかな?サイクロプスでもあんなに怖かったんだからいるのなら会いたくないな。こいつうざいタイプだな、まあとりあえずどいてもらうか。
「ですがこの学校の中では貴族も何も関係がないのでどいてもらえますか?」
「なんだ?貴様、僕とやろうというのか」
悪いが俺に男色はない。俺は普通に女が好きだ。
「いえ、そういうわけではありません。あなたも先生に怒られるのはいやでしょう」
「くっ、貴様、今日は許してやろう、覚えておけよ」
と言ってもう一度黒板を見てきたらまた戻ってきた。っと思ったらひとつ前の席に座った。
うわっ、俺こいつの後ろかよ。
しかしさっきの行動を見るとここでの先生の立場は侯爵の一人息子より強いらしい。いったいどんな立場なんだよ。そんなことを考えていると女の先生が来た。知らない先生だ。まあこの学校で知っている女の先生なんてエリザベス先生、つまり校長先生ぐらいだ。
「みなさん初めまして、私はあなたたちの担任のエイマーズ・ドロシーといいます。普段は数学と理科を教えています。魔法も教えています。有名な貴族でも奴隷でも関係なく接していきますのでよろしくお願いしますね。とりあえずまずは自己紹介と行きますか、では君からお願いします」
てなことで自己紹介が始まった。俺がいる窓側とは反対の廊下側から始まった。どいつもこいつも自分はいかに位が高い親の子供だとか、こんなことができるとか自慢話しか出てこない。そういえば今俺の前のダニエルが話しているが、彼以外で侯爵の子供だったのは一人しかいなかった。廊下側から二番目の元気そうな女の子で確かグリーン・イザベルだったと思う。あっ俺の番だ。
「フローレンス・アルフレッドです。五歳です。」
俺の五歳といったところで一瞬周りがざわっとした。
「両親は農家です。これからよろしくお願いします」
次は笑いが起きた。がすぐに先生が止めた。貴族ってこんな奴ばっかりなのかな?誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ?とりあえず俺は自己紹介を終えた。自慢することなんか何もないからな。後ろの子がなかなか立たない。次は君の番だよ。というとあわてて立ち上がって。自己紹介を始めた。
「モラレス・ソフィアです。8歳です。両親は農家をしてまちゅ」
先ほど怒られたからなのか思いっきり笑う奴はいなかったがそれでも大半が声を殺して笑っていた。それともこれはかんだ事を笑っているのか?そのあとはやはり貴族の子供ばかりだった。全員が終わったときちょうどチャイムが鳴った。さすがに43人もいると時間がかかるようだ。このクラスの分布は廊下側に侯爵の子供が一人、窓側に侯爵の子供、農家の子供〈俺〉、農家の子供と並んでいるほかは全員、子爵の子供だった。ほかの爵位の子供はいなかった。
休み時間、俺はとりあえず友達を作ろうと考えた。友達がいなければ学校なんてつまらないからな。ぼっちは嫌だ前のダニエルにしゃべりかけるより、後ろのソフィアに話しかけたほうが楽だろう。
「ソフィアちゃんでいいですか?僕のことはアルと呼んでください。このクラスで二人だけの平民の子供だから仲良くしてくださいね」
「あっはい、こちらこそよろしくお願いします。アル?私のこともソフィアと呼んでください」
「では、これからよろしくお願いします。ソフィア」
「こちらこそよろしくお願いしまちゅ。アル」
友達一人GETだぜ!焦っているのか時々噛むみたいだな。まあ初めての学校だから仕方がないか。
とここでチャイムが鳴った。早いな。五分ぐらいかな。チャイムが鳴り終わると同時にドロシー先生が話し出した。
「この学校に入ってもらったらまずしていただくことがあります。それは冒険者なら持っているギルドカードを作ってもらうことです。やり方は簡単です今からプレートと針を渡します。このプレートがギルドカードです。といっても別に冒険者になってもらうつもりはあるません。これは国外に出るときに必要だからです。ほかにも行商人などは冒険者でなくても国外に出ることができます。このカードは特殊なもので倒した相手や自分の魔力を感じて、さまざまな情報が出ます。犯罪歴など出るので気を付けてください。もしこの学校を出て冒険者になるときはもう一度作り直してもらう必要があるます。では配ります」
配られてきたギルドカードは見た目は青色のただの板だった。大きさは以前生きていた日本のケータイほどの大きさだ。針はそのまんま針だ。これどうすればいいんだろう。血とかたらすのか?
「カードに自分の手を乗せてください。すると魔法陣が出てくるはずです」
おおっ、ほんとに出てきた。どういう原理なんだ?
「つぎに針を指に刺し血を少しだし、その血を魔法陣の円の中にたらしてください」
やっぱり血を使うのか。ん?文字が出てきたぞ?
フローレンス・アルフレッド
ランク 青
討伐履歴 無し
犯罪履歴 無し
称号 生存者
今の俺の情報みたいだな。生存者ってのはサイクロプスの時についたのか?
「これで終わりです。今みなさんのカードには名前とランク、討伐履歴、犯罪履歴が出ているはずです。討伐履歴と名前は変更が可能です。理由は名前は結婚、離婚の時のため、討伐履歴はあまり大物を狩るとその報酬を巡って命を狙われることがあるからです。またランクの青というのは学年ごとに区切らしてもらっているだけで実際の物には違う書き方がされています。次に冒険者なら必ず必要なステータス画面の出し方です。これは簡単です。ステータス・オープンと唱えるだけです。これは自分しか見えません。閉じ方はクローズと唱えるだけです。これに必要な魔力は0なので誰でも出せます。では始めてください」
「「「「「ステータス・オープン」」」」」
おおっ出てきた。なんか本みたいなものだ。本を開けると何か書いてある。
フローレンス・アルフレッド
レベル 1
次のレベルまで 10
ランク 青
体力 20
筋力 25
耐久力 40
知力 100
身体能力 30
魔力 25
霊力 30
回復力 50
討伐履歴 無し
犯罪履歴 無し
称号 生存者、転生者
なるほど、これが俺の情報なのかギルドカードを詳しくしたような物だな。知力が高いのは以前の知識があるからだろうか?
「ここにある物は変えることはできません。モンスターを狩ったりするとページが増えていきます。しかしまれに生まれながら二ページ目を持っている人がいます。二ページ目の見方は本をめくるようにしたら見ることができます」
モンスターを狩ったりしていたらそのうち辞書みたいになったら嫌だな。
などどうでもいい事を考えていたらダニエルが騒ぎ出した。
「僕は二ページ目があるぞ、やっぱり僕は天才だ」
めっちゃうざい。
「アル、私もありましたよ。魔法威力UP〈特大〉と書いてあります。アルはありますか」
やや興奮気味にソフィアが話してきた。マジか、俺と二人だけのただの平民だと思ってたのに。いや、だがまだあきらめるのは早い。俺にもある可能性もあるのだ。
「ステータス・オープン」
目の前に本が浮かぶとりあえず一ページ目を開ける。さっきと書いてあることが変わらない。だがそこはどうでもいい。恐る恐る二ページ目を開けていく。ページがめくれる。俺にもあるのか?よかった。俺一人だけないわけじゃない。
何が書いてあるんだ?
……あれ?どこに書いてあるんだ?ページは確かにめくれたが何も書いてない。どういうことだ?
一ページ目に戻ってみるが書いてあることは変わらない。もう一度二ページ目をめくってみるがやはり何も書いてない。クリック、ダブルクリックなどいろいろしてみるが何も変わらない。ほかにもいろいろしてみるが変わらない。だがドラッグをしたとき変化があった。三ページ目が開くのだ。藁にもすがる思いで三ページ目を開ける。
ようこそ購買へ という文と技の名前っぽいのと数字が並んでいる。そして残高の隣には∞の文字がある。何なんだこれ?
ついに次回から主人公をチートにできます。




