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醤油はァ⁉ねぇ醤油はどこなのォ⁉

なぜ調味料の工房を牧場のすぐ後に解禁したのか?これで醤油とか味噌の残りを気にしないでリンちゃん達が生活できるからですねぇ。放置すると忘れかねないのでね!

はい。あまりにも早すぎる拡張を見逃しそうな私です。リンちゃんです。


カレー食べたいからカレー粉を作ったら【安寧の地】が拡張されました。……何を言っているのか分からねーと思うが私にも分からん。催眠術だとか超スピードだとか(ry)


思わず有名なポル〇レフ構文みたいなものが飛び出てしまいました。それはさておき……つい昨日牧場が拡張されたばかりだというのにまた拡張されましたと。


「ご主人様?唖然とした顔をしてどうされました?」

「いやね?また【安寧の地】が拡張されたみたいだから見に行こう?」

「……ん?もう一度言っていただけますか?」

「だからね、【安寧の地】がまた拡張されたんだって。見に行こう?」

「……え?」


ありゃりゃ、リーデが固まっちゃったよ……まぁ、普通は【安寧の地】って拡張速度もっと遅いらしいしね?処理落ちしちゃうのも仕方ないですかね。


「ミチルちゃん、一旦二人で見に行く?リーデも固まっちゃったし」

「見に行きたいけど……リーデさんは放っておくの?まぁ、少ししたら復活するよね!……それにしても、どんな機能が追加されたの?」

「調味料の工房みたい。多分だけど、いくらでも調味料を作れるようになるんじゃない?」

「じゃあ、醤油とか味噌とかも残りを気にしなくて良くなる?」

「まぁ、そうなるんじゃない?」

「それ最高だよリンちゃん!」


というわけで一旦二人で工房に入ってみた。結構広いなぁ……アトリエって感じ。大釜もあるし。


「釜、だね。しかも3つあるよ?……なんで釜なんだろう?」


ミチルちゃんはなぜ釜なのかと疑問を抱いているようですけど……私のイメージが反映されているんならこれは……アレかな。多分、アトリエシリーズの影響受けてるんじゃないかな~。残念なことにミチルちゃんはアトリエシリーズ存じ上げないらしいですが。


「まぁ、私のイメージの反映じゃない?釜が3つあるのは多分だけど、この釜で調味料作成するからかな。じゃあ機能を見てみますかね~」


いつものようにウィンドウが出てきた。


『【安寧の工房(調味料)】はスキル保持者の知識に存在している調味料を作ることが可能です。材料を釜に入れることで作成が可能です。なお、【共有無限大収納(シェア・コンテナ)】が解放されているため、材料は自動で投入することが可能であり、完成品は自動で収納されます。一度に3種類の調味料を作成可能です。ただし、調味料作成に伴い、材料投入後に釜を数回程かき混ぜる必要があります。』


なるほど。完全全自動作成とまでは行かないのね。まぁでもそれはそれで味があって良いと思います。さて、お次は作れるもの一覧を見てみますか~。


「ミチルちゃん、調味料作る時は材料入れたら釜を何度かかき混ぜないといけないみたい」

「あ、完全に自動ではないんだ?」

「まぁ、そっちの方が味があって良いじゃん?」

「そうかな……そうかも?」

「とりあえず、作れるもの一覧表を見てみましょ」

「…そうだね、一番の目玉だもんね!」


私とミチルちゃんとで一緒に一覧表を覗き込んだ。確かに私の知っている調味料が並んでますね~。砂糖とかもあるし……お!ソース類だ!とんかつソースにお好みソース、もちろん中濃ソースもありますと。他には……オイスターソースとかもありますねぇ。これはほぼ日本の食を再現できるようになってしまうのでは?ではでは?


ざーっと一覧を見て、私はある違和感に気付きました。それは……


「ねぇ、リ、リンちゃん……これって……」

「ああ、ミチルちゃんも気づきましたか……えぇ。これは……」

「「醤油だけがレシピ一覧にない!!」」


そう。醤油だけが一覧に存在しないのです。どれだけ重箱の隅をつつくかのように舐め回すように細部まで見直しても!二人で交互に見直してみても!醤油だけが!存在しない!味噌はあるのに!なぜだ⁉


「ど、どうして⁉味噌はあるのに!リンちゃんどうしてなのー⁉」

「わ、私が聞きたいくらいだよ!これで日本の食事いくらでも再現できるぞーって盛り上がってたのに!醤油とか一番必要じゃん!なんで⁉めんつゆとかはある癖にー!」


私とミチルちゃんがお互いに揺さぶりあって阿鼻叫喚の地獄が出来上がっていたところに再起動したリーデがやってきた。


「……どうかしたんですかご主人様、ミチル様?二人で抱き合って……」

「醤油が!作れないんですよー!」

「私の知識に基づいているって説明にも書いてあったのに醤油だけ作れないみたいでさ……フフ……天罰かなァ」

「なるほど、そういうことでしたか」


反応うっすいけど!死活問題だよ⁉醤油だけがナシとか死ね!って言われてるようなもんだよ⁉くっ、普段醤油の恩恵に預かっていても日本人ではないから事の重大さが理解できていないと言うんでしょうか⁉


「ところでご主人様、試しに作成はなされましたか?」

「え、まだだけど……」

「では、試してみては?ふむ、ショウユは確か……大豆から作れるのでしたよね?では、同様に大豆を使う調味料を作成してみてはいかがでしょうか?」


確かに。ワンチャン、ある……かもしれない。こう……副産物的に出来上がる可能性が。1%でも存在するなら……試す価値はありますよね。よし。これでダメだったら醤油はすっぱり諦めよう!というか、自力でどうにか作ってみよう!


レシピ一覧から味噌を選択すると、必要素材が表示される。まぁ味噌だけと。作成は……1樽単位なのね?了解。とりあえず、1樽だけ作ってみる。


『大豆を消費して、味噌(白)を1樽消費しますか? YES/NO』


当然YESで。……おや?追加の表示が出てきた。なになに……?


『味噌を作成する際、副産物として醤油も作成されます。作成料は味噌と同量出来上がります。濃い口を求める場合は赤味噌を作成すると作成されます。ミソ(白)を作成してもよいですか? YES/NO』


なん……だと……⁉まさかの醤油は味噌とセットで作成だとォ~⁉誰がそんなの予想できるか!!くっそ!無駄に騒がせやがって~!おら!YES押してやるわ!


3つあるうちの一つの釜に火が付き、中の液体が熱され始めた。そして材料が投入されたのか液体が光ったので、そこを見計らって釜の側に備え付けられている棒で4回ほどぐ~るぐ~るかき混ぜた。するとそこに『味噌(白)作成中。完了まであと5分』とウィンドウが出てきた。


「リンちゃん……どう、だったの?」

「ミチルちゃん、どうやら醤油は……味噌の副産物として生成されるらしいよ。フフ、人騒がせなスキルだね」

「あっ、じゃあ醤油は作れるんだ!?……良かったぁ~~!」


醤油もいくらでも供給されるという安堵からか思わずミチルちゃんは床に腰をついた。私もすごい安心したけどね。


「それにしても、なんで醤油が副産物だと分かったの?試してもみろって言い分からして分かってた感じに聞こえたけど」

「正確に分かったわけではありませんよ。しかし、この【安寧の地】というスキルは言ってしまえば契約者の理想の生活を追い求めるスキルなのです。ご主人様の場合は成長速度が異常ですが、基本的にはそこは変わりません。で、あるならば。ですよ。ご主人様が求めている物をそれもたった一つだけ入手できないようにする、なんてことはあり得ないと思っただけです。恐らくですが、使用頻度が高い分、一枠で作れるように、というスキル側の判断なのではないでしょうか?」

「まぁ、味噌のついでに作れるのはありがたいけどさぁ……それなら醤油も普通にレシピに置いておいてくれても良くない?微妙に不親切だね」

「もしかしたら後々は分かれるかもしれませんよ?」

「それを期待して待ってるよ……」


まぁ、とりあえず醤油もちゃんと出来ることが分かったので、ヨシ!カレー作りに戻ろう。


「あ、そろそろテティアちゃんとルミナさん起きてくるかな?朝ごはん先に作ろうか」

「今日は私が当番ですのですぐに準備してまいります。ご主人様とミチル様はゆっくりなさっていてください」

「おっけー、お願いねリーデ」

マジで全人類、アトリエシリーズ触れてみてほしい。最悪やらなくてもいいからBGMだけでも聞いてみてほしい。良い曲ばっかりだから。

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