まぁ……私としては嬉しい提案ですが……
最近はYoutubeで配信されているケロロ軍曹を見ていますん。ケロロ軍曹、おもろいっすね。
8月入ったらもしかしたら新作を書くかもしれません。書かない可能性も存在してます。シュレディンガーの新作です(適当)
はい。成り行きで新しい家族(?)が増えました。大黒柱(笑)の私です。
グラコスフェニックスを倒したと思ったら速攻復活するわ、契約させられるわ色々ありましたが、無事にグルノーミンの大地を再び踏むことが出来ました。そしてピーネの不思議ぱわーでかなりの豊漁状態になったらしいです。これを知った漁師の皆さんはこれまで漁に出れなかった分を取り戻すように意気揚々と漁へ出かけていきましたよ。これで明日からは美味しい海鮮も食べられそうですね!
あ、そうでした。陸地に戻ってきてからちゃんとテティアちゃんとルミナさんにもピーネのこと紹介ついでに任せてきた。きっと今頃ピーネはテティアちゃんあたりにもみくちゃにされていることでしょう。今は冒険者ギルドからの褒賞待ちということで、街をぶらぶら散策なう、なのです。
街をぶらついていると、コルニカさんとばったり。
「あれ、コルニカさんじゃないですか」
「ん、リン。さっきぶり。……今は何してる?」
「せっかく来たんで観光がてらぶらぶらしてます。あ、そうだ。元々は卵と牛乳とか買いに来たんです。どこかいいお店知りません?」
「ん、それならバンドラン商会がおすすめ。案内する?」
「あ、ぜひお願いします」
偶発的デートイベントと、そう捉えてもよろしくて?答えは聞いてない!ので勝手に私の中ではコルニカさんとのデートということで。……コレ、近くにオルガムさんいたりしませんよね?……よし、周囲にそれらしき気配はいませんと。
それにしてもバンドラン商会ですか。ディルダさんの商会ですね。ほうほう。
コルニカさんに連れられ、バンドラン商会へやってきました。はえ~、大きな店舗ですね~。
「ん、ついた。それじゃあ私は行くね」
「はい、案内ありがとうございましたコルニカさん」
残念。コルニカさんとのデートイベント終了~。ま、案内してもらっただけで満足なので何も言うことはありませんが。
店に入ってみると結構人がいました。……あ、リーデもいた。そうか、調味料探すと言ってたしここにいてもおかしくないですよね。
「いらっしゃいませ!バンドラン商会へようこそ!何をお求めでしょうか?」
「卵と乳製品を見たいんですけど」
「なるほど、それではこちらになります!」
商品の場所へ案内してもらったのは良いんですが……案内してくれた店員さんがなぜか私をじっと見つめていますが……何かありましたかね?
「あの、何かありましたか?そんなに見つめられると何かやってしまったのではないかと思ってしますのですが……」
「へっ…?あっ!申し訳ございません!それではぜひ!我がバンドラン商会の品ぞろえをご堪能くださいませ!」
なんか顔が赤かったですね……なんだったんでしょう?卵を見てみると、一つ辺り100ゴルですか。異世界だと考えれば割とお手軽……なんじゃないですかね。しかしどれほど買いましょうかね……
悩んでいると後ろから声を掛けられた。
「む、リンさん!早速我が商会を訪ねてくださってありがたいのですぞい!」
「ディルダさん!?え、お忙しいのでは?」
「いやいや!我が商会は優秀な人材も多いのですぞい。私が多少抜けても仕事は回るのですぞい!時にリンさん。海鮮も目的ではあるのでしょうが、わざわざエクレシアからグルノーミンまで卵と牛乳を求めてきてくださったという話を聞きましたぞい。」
ここでディルダさんは声をかなり抑えた。
「……リンさん、あなたは転移魔法等は扱えますかぞい?」
「似たようなものならば、一応可能ですね」
「ふむ……で、あるならば、ですぞい。少々私に着いてきていただきたいのですぞい」
「はぁ…?わ、かりました?」
ディルダさんに着いていくと商会の応接室まで通された。一体何が始まるというんです?取引?
「鶏と牛、育ててはみませんかぞい?もちろん餌も当商会でご用意がございますぞい。」
ものすごい提案をされた。私としてはまぁ……直接卵とかをグルノーミンまで買いに来るのはちょっと面倒ではありますし……それを考えるとすごく魅力的な提案にも思えますが……
「しかしなぜ、そのような話を私に?」
「実は……私としてはここ、グルノーミン以外の地でも卵や乳製品の普及をしたいのですぞい。しかし畜産をするには海辺の地域でのみ育つ塩草という植物が必要なのですぞい。結果として他の地域では畜産を行えていない現状なんですぞい。」
私としては普及してくれて簡単に手に入るようになれば嬉しいですけども。
「それならばなおさら、オランドさんに頼んだ方が良いのではありませんか?」
「オランド氏には販路拡大の方をお願いしているのですぞい。リンさんは拠点をエクレシアに置いてると聞きましたぞい。そして、リンさんの共におられる従者の方は家精霊だとお見受けしましたぞい。家精霊と契約をしているのであれば、【安寧の地】というスキルをお持ちのはず。それならば少なくとも餌の用意さえできれば家畜を育てることが十分に可能なはずなのですぞい」
ふーーーむ?それで私に、ですか。それにしても【安寧の地】って鑑定だとユニークスキル枠に入ってるはずですけど、分類的には限りなくユニークに近い非ユニークスキルなんですかね。
「確かに私は家精霊の子と契約してますし【安寧の地】スキルも所持していますね」
「では、リンさんの家の庭でいいですので、育ててみてはくれませんかぞい?【安寧の地】の影響範囲は家の敷地全体のはずですぞい。無論、育てることに協力していただけるならば我が商会も支援を約束しますぞい。」
……仮に貰うにしても貰いすぎになりそうですね……なんかお返ししますかね。お返しできれば……ですけど。異世界定番で言えば……材料的にプリンとかできそうですけど……既にあるんじゃないですかねぇ……
「まぁ、育てるのは構いませんけども……もしも失敗した場合は?」
「ご心配には及びませんぞ。仮に生育に失敗されたとしてもこちらから損失を補填しろ、などとは言いませんぞい。いわば投資のようなものですぞい。それに……私を助けてもらったこともそうですが、この街の漁師も助けてくださったお礼をしたいのですぞい」
「なるほど……それで、生育に成功した場合は……オランド商会に卸せばいいんですか?」
「そうなりますぞい。お互いの商会で提携していますのでオランド商会が販売した卵や乳製品が売れればその利益の一部がこちらにも支払われるようになっておりますぞい」
まぁ、どこも損しないなら私は構わないどころか嬉しいんですけどね。しかしお礼、ねぇ……大したことはしていないんですが……
「それなら私は構わないどころか嬉しい限りですが……流石にお礼と言われても貰いすぎな気がするんですよね。何かお返しはしたい所なのですが……」
「そんなそんな!こちらからのお礼なのですぞい!あまり気にしないでほしいのですぞい!……しかしどうしても、というのならば、何か料理のレシピ等を教えてはもらえませんかぞい?卵と乳製品を求めてくるくらいですから何か使い道をご存知なのではと思うのですがぞい」
「料理のレシピ……ですか。アイデアはありますけど……既にありそうな気はしますよ?うーん、ぱっと思いつくのはプリン……ですかねぇ」
でも卵も牛乳も特産の地ですよ?もろに卵と牛乳を組み合わせるだけで作れるようなプリンを作ってないとは思えないんですよねぇ。あとは……ヨーグルトとか?一応街の店見た感じだとバターはあったけどヨーグルトは見た覚えがないんですよねぇ……
「ほう、ぷりん……ですかぞい?それは一体どのようなものですかぞい?」
「えーと、卵と牛乳と砂糖を使って作る甘いお菓子ですけど……」
「なんと!卵と牛乳を同時に使うのですかぞい!……リンさん、材料は提供しますのでぜひ、その『プリン』というものを作ってはいただけませんかぞい!?」
「え⁉わ、分かりました……」
まさかのプリン、存在していなかった。しかももしかして……卵と牛乳を同時に使うという発想自体がなかった可能性が浮上してきましたね⁉




