いざ冒険者に!……アレ?テンプレは?
もしかして2,000字って実はめっちゃ少ない…?(今更)少なくとも序盤は旧版よりペースを落とすわけにはいかない。
はい。特に大きな事件等もなく街へたどり着いた私です。
外壁に近づいていくとなにやら列が2つに分かれていますね?片方はめちゃ混んでてもう片方はめちゃ空いてる状態です。違いが分からないし並んでいる人に聞いてみますかね?
「あのー、すみません」
「あん?……お?お嬢ちゃん、俺になんか用かい?」
「お聞きしたいのですが、どうして列が二つに分かれているんですか?しかもあちらは極端に空いてますし……」
「なんだ嬢ちゃん、ここは初めてか?今俺が並んでいる列は身分証持ちの列だな。だから必然的に混むんだよ。で、あっちの列は身分証がない奴のための列だな。お嬢ちゃんは見た所…冒険者になりに来た感じか?」
「あ、はい。そうです。」
「そうか。だったらあっちの列に並ぶんだ。冒険者証なり、商人証なり持ってれば税金は掛からないんだが……身分証がない場合は入場税を払わないといけねぇんだ。銅貨3枚分、持ってるか?」
「ちゃんと持ってます。ご親切に教えて下さりありがとうございます」
「良いってことよ。頑張れよー」
今の人、いい人でしたね。教えてもらった通りに私は空いてる方の列に並び、入場税の銅貨3枚を払い、門番さんに冒険者ギルドの場所を教えてもらった。あと、冒険者登録するのに300ゴル(銅貨3枚)掛かることも。
教えてもらったように通りを歩いていくとすぐに交差する剣とジョッキの看板……つまり冒険者ギルドを見つけました。……今の私はか弱い少女そのもの。つまり!第二のテンプレイベント、先輩冒険者のダル絡みが発生することでしょう!
ギルド内に入ると一瞬、中にいる冒険者たちの視線を感じましたが特に何か仕掛けてくる様子はない。まぁまだ冒険者とは限りませんからね?無暗に一般人に手ェ出すことはできない…はずです。登録後が本番ですね?
これと言ってどこの窓口がーとかは決まっていないようですね?私は空いてる窓口に並んだ。
「ようこそ冒険者ギルドエクレシア支部へ!本日はどのようなご用件ですか?」
受付のお姉さんが良い笑顔(営業スマイルでしょう)で迎えてくれた。仮にマニュアル通りの対応でも美人の笑顔というだけで眼福ですから無問題ですねぇ。っと、ぼーっとしてちゃ他の人にもこの人にも迷惑ですし要件を済ませましょう。
「冒険者登録をしたいんですけど」
「かしこまりました。新規の登録ですね?それでは登録料は300ゴル(銅貨3枚)になります。それからこちらの書類にあなたの名前と希望する職業を記入してください。代筆は必要ですか?」
「いいえ、自分で書けます。……はい、これで良いですか?」
「はい!確かに確認しました。それでは冒険者証を発行しますので少々お待ちください。」
希望する職業は魔法使いにしておいた。まぁ無難にね。
お姉さんは席を立ち、私が書いた書類を水晶に読み込ませた。そして今度は1枚のカードを持って戻ってきた。
「お待たせいたしました。こちらが、あなたの冒険者証になります。」
おお、これが冒険者証。軽いけど……これで私も冒険者になれたわけですね。
「最後に今お渡ししたのカードに血を一滴垂らしていただけますか?そうすることで持ち主の生体情報と紐づけることが出来るようになります」
「分かりました」
差し出された針に軽く指を押し付けて血を一滴カードに垂らす。すると淡くカードが光った。
「これにてあなたの冒険者登録は完了です。それでは冒険者について説明させていただきますね?」
「よろしくお願いします」
「冒険者にはランク付けがされており、依頼の達成率、日頃の態度、強さといったものを総合的に評価しております。ランクはF ~ S まで存在しています。初めはだれしもFランクから開始し、依頼をこなすことで昇格していくことが可能です。依頼に関してはギルドの掲示板に掲示されている依頼書を取り、こちらのどの窓口でも構いませんので受注処理を行ってください。受注可能な依頼は自分のランクと同じか一つ上のランクまでになりますのでそこはご注意ください」
「分かりました」
「それから、冒険者証は一定期間活動した形跡が見られない場合失効となります。その際は再発行することが可能になりますが、ランクは一つダウンした状態での再開になります。再発行の際は手間賃として銀貨3枚戴きますので出来る限り失効や紛失しないようお気をつけくださいね。
また、パーティを組んだ際のランク処理はメンバーのランクを平均して算出します。それと、冒険者ギルドに認可されたダンジョンに入場する際は、ランク制限にお気を付けください。ランクが足りていないとそのダンジョンに入ることはできなくなりますので。
……ひとまず以上ですが、何かご不明な点等ございますか?」
「いいえ、丁寧に対応してもらったのでとても分かりやすかったです。ありがとうございます」
「いえいえ、こちらも仕事ですもの。なにか困ったことがあったらお気軽に相談に来てくださいね?」
「はい!」
登録も済んだおかげでどうやらイベントフラグを踏んだようですね…!わくわく…!振り返ると早速一人の冒険者が立ち上がってきた。こちらを見ながら。
「おいお嬢ちゃんよォ……冒険者は遊びじゃないんだぜ?ここはオメェみたいなガキが来るとこじゃねェ」
おお、感動です。こんなテンプレセリフ吐かれるなんて。私が感動していると彼のお仲間さんと思わしき男性がさらに追撃に入ってきた。もう一人もいる。相手は3人か。
「そうだぜェ?テメェ一人如きじゃすーぐおっちんじまうぜ。分かったら大人しく家に戻ってママのおっぱいでも飲んでな!ギャハハ!」
マージでありきたりな絡み文句ですが感動の方が大きいのでノーコメント。ま、私実家追い出されたんで両親には泣きつけないんですけどね!ガハハ
「お嬢ちゃんカワイイなぁ。どう?僕とお茶でm「お前はちょっと黙ってろ」え~」
うわぁ……最後の人ロリコンかよ。思わず顔を顰めてしまった私は悪くない。相手が変態不審者なのが悪いです!私11ぞ?いくら成人間近の女性でも日本基準でまだまだ子供ぞ?犯罪臭しますねぇ……処していいかな。良いよねきっと。ロリコンな変態不審者さんだし。
「おいおい口も利けねぇのかァ?へへへ、嬢ちゃんが冒険者としてやってけるかどうか、俺らが確かめてやるよ。」
目の前の男の人から急に威圧感、圧迫感を感じるようになった。なるほど【威圧】スキルですか。でしたらこちらも考えがありますよ?
「それはそれは……ご親切にどうも?」
私は非常にイイ笑顔(目は笑ってない)で自分の魔力を少し開放して威圧し返す。
「「「「⁉⁉⁉」」」」
さて彼らからしてみればだいぶ生意気な新人に見えていることでしょう。さぁ売られた喧嘩は買いますよ私。ちらりと見てみると一人の顔色がとても悪い。昼間からお酒の飲み過ぎじゃありませんか?
あーでもどうやって収集付けようかな…。そこんところなーんにも考えてなかったや。
「おい嬢ちゃん!降参!降参だ!事情は話す!だから殺気の籠った魔力を抑えてくれねぇか!仲間が今にも倒れそうなんだよ!」
え、もう終わりですか?私としてはここでの暴力沙汰まで想定に入れていたんですけど。え~…?
「ふぅ。助かったぜお嬢ちゃん。それと、すまなかった!急に試すような真似をしちまって!」
はて?試すとは一体……?ふむ。なにやら彼らがこんな行動に出たのはなにやら理由があるようですね……?




