そうだ、ダンジョン行こ……ナンパ?……じゃ、ないですね
作者も就活をしないといけないので……投稿頻度が落ちる……かもしれないっすね。あー、はえーとこ就活終わんねぇかな
はい。最近同居人が増えましたまだまだ新人冒険者の私です。
今日の私は一人で冒険者ギルドに来ている。リーデはテティアちゃんを私のメイドにする気マンマンらしく……まぁ、テティアちゃんがメイドになるかはともかく、将来のために少しずつ勉強を教えるようで、ルミナさんに関しては簡単な料理から始めているみたいですね。なので今日の私はソロである!
「あらリンちゃん、おはよう。今日はどんな依頼を受けるのかしら?」
「おはようございますフェルンさん。今日は依頼じゃなくてですね……この街ってダンジョンあるんですよね?以前アルドさんがそんなことを言っていた気がするんですけど」
「ええ、確かにあるわよ。ギルドが管理している低級のものが。場所はギルドの地下にあるの。地下のダンジョンに入るにはEランク以上じゃないと入れないけどリンちゃんには関係ないことだったわね。……ってあら?今日は一人なのね?」
「あ、そうですよ」
「それだと流石に……いえ、規定ランクを満たしていればソロでも入れはするけど……」
人生初ダンジョンがソロだというのは確かに味気ないですし……じゃあ今日は諦めますかね……ほいじゃあなんかいい感じの依頼でも見繕って―
「話、聞いちまったぜ?おチビちゃんよぉ、ダンジョン、行きたいんだってな?」
なんか誰かが話しかけてきましたね。粗野な感じが見て取れる男達、見覚えのない顔だ。……いや、見覚えなくて不思議じゃないんですけど。私これでもまだ冒険者になって10日前後ですからね。顔見知りの方が少ないわ。
「……だとしたら、なんです?」
「はっはっは!なにったりめぇのこと聞いてんだ?おめぇみてぇのが足を踏み入れる場所じゃねぇんだよ!ギャハハ!」
「そうだぜ?これはお前のためを想ってるんだぜ~?」
「ああ、そうだ!見てくれは悪くねぇしよ。テメェ俺らと一緒に来るか~?サービス、してくれんだったら考えてやるぜ?」
ふむ。これは所謂……ナンパか?や、違うな。下心あるのは間違いないけど露骨に私を馬鹿にしてんなこいつら?ハン!美少女になってから出直してこいや。
「フェルンちゃんもよぉ~?このおチビちゃん、俺らと一緒に来た方が良いと思うよな?」
「いいえ?申し訳ありませんが、そちらのリンさんは貴方がたには100年経とうとも、もったいない人材かと」
「んだと……?」
フェルンさんは私の味方かな。明らかに後ろから声を掛けてきた男たちをゴミを見るような目を向けている。当の本人たちはそれに気づいているようには見えませんが。
私は一度ちらりと、周りを見回す。関わり合いになりたくないと見て見ぬふりをする者、面白がる者、私を……じゃなくて男たちを睨んでいる者もいますと。ふむ?状況は私の味方だな(確信)
「たかが受付嬢の癖に俺達冒険者様に意見するってのか⁉」
「戦えもしねぇ女の癖によ!」
「受付嬢は強ェ男の意見に黙って頷いて可愛げだしとけばいいんだよッ!」
あん?たかが……?女の癖に…………だと?こいつらにフェルンさんを、いえ。フェルンさんだけではなく冒険者ギルドの受付としてプライドを持って働いている全てのお姉さんたちを馬鹿にしましたね……?何の権利があってなのでしょうかね?
あー、もうこいつらの冒険者生終わったな。まぁ、社会的に終わる前に私が病院送りにしますけどね☆
「【大魔法図書館】演算開始」
「あ?何ぶつぶつ言ってやがる」
「再現四重奏『ショックウェーブ』『グラビティアップ』『ウォーターボール』『バインドプラント』」
まずは手始めに男たちの動きを徹底的に縛る。『ショックウェーブ』で体を痺れさせ、頭が高いので『グラビティアップ』で頭を垂れさせ、『ウォーターボール』で口以外の顔を覆い、『バインドプラント』で物理的にも地面に縛り付ける。
「は⁉な、な……んだコレ……ェ⁉」
「うご……けねぇ……」
「は、ハッ!口が空いてりゃ呼吸は出来るんだぜ⁉」
「はぁ。ただのジャブに決まっているでしょう?それに……降参を言えるようにしておいて差し上げないと可哀そうでしょう?」
まずは……一発ぶん殴ろうか。3人共、ね。顔……はありきたりだし……あとシンプルに私がこいつらの顔触りたくない。ま、足にしときますか。
「まずはフェルンさんに凄んだ分。あ、そうだ。痛み、共有化しておきましょうか。再現闇属性『感覚共化』」
「ガハッ⁉」
「「痛ェ⁉」」
「次、フェルンさんを馬鹿にした分。そんで次はフェルンさんを見下した分です。」
「「「や、やめ……ギャアッ⁉」」」
えぇ…?一回殴られただけで辞めて欲しいって?これでこいつら自分たちが受付嬢より偉い!とか、男の俺たちの言うこと聞いとけばいい!とか思ってたり言ってたんです?……アホかな?
「嬢ちゃん、そこまでにしとけ」
「む。……アルドさん、皆さんも」
「嬢ちゃんがこいつら如きにかまってやる必要はねぇよ」
私を止めたのはアルドさんでした。かれこれ1週間ぶりくらいに会った気がしますねぇ。って、およ?アルドさんの後ろにグエスさんとロリコン……と、初見の女性2人が立っていました。
「ったく。大方、別の街で上手く行かなったからここに来たんだろうが……よりにもよって喧嘩売るのが嬢ちゃんかよ……流石にアホとしか言いようがねぇな。っと。嬢ちゃんは……無事そうだな。フェルンは怪我は?」
「ありませんよ。リンさんが守ってくださいましたし」
「よし、グエス……いや、ラッチ。こいつら頼むわ」
「本当は勇敢なお姫様とお話したかったけど、仕方ないね。行ってくるよ」
ちょい消化不良感は拭えませんけど、これ以上やると無駄に騒ぎ大きくなりそうですし、仕方ないですね。
「助かりましたアルドさん、やりすぎるかもだったので」
「気にすんな。途中から聞いてたが、あいつら……冒険者の癖によくもまぁギルドの受付嬢を馬鹿にできるよな。助けられたことも多いだろうに」
「バカはそも人の話を聞いてませんし、自分たちが正義だと思い込む可哀そうな生き物ですよ」
「すげー、直球だな。久しぶりだ、リンちゃん」
「お久しぶりですグエスさん」
流石にこれ以上用もないのに窓口前を占領するのは良くないですかね?
「リンちゃんには助けられてしまったわね。何かお礼をさせて欲しいけれど…」
「あ、じゃあ今度のフェルンさんの休みの日に私とデートしてください」
「良いわよ。うふふ、それじゃあ楽しみにしていてちょうだい?」
や っ た ぜ 。ま、ダンジョン云々はともかく、久しぶりにアルドさん達に会ったこともありますし、ちょいと移動しましょうか?
「あー、テーブルの方へ行こうぜ。邪魔になっちまう。俺達の紹介してない仲間を紹介してやりたいしな。もちろん、俺のおごりだぜ?」
「ではお言葉に甘えます。ごちになりまーす」
私含めた5人は開いている席に座り、料理を注文した。……私は朝食食べたばっかではあるので飲み物だけの注文ですけど。
ちょっとフェルンさんとのデート取り付けるの無理やりになったか……?




