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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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79/124

特別家系の公認会計士

譲は頷いて

「はい」

と答えた。


春彦は日付けを見ると

「この日付…明日だよな」

と言い

「きっとこの日に事件が起きる」

と呟いた。


譲は春彦を見ると

「春彦様、残念ながら更紗さまと春馬さまからお許しは出ておりません」

準備も整っておりませんが

と告げた。


春彦は譲を見ると

「知ってる」

と答え

「絶対に失敗しないで欲しいんだけど」

と告げた。


譲は春彦から話を聞いて目を一瞬見開いたものの

「かしこまりました」

と答え部屋を後にした。


その後、部屋に伽羅が訪れ

「春彦、どうなった?」

と聞いた。

春彦はベッドの上に身体を預けながら

「ん、多分…大丈夫だと思う」

と答えた。

「俺はいけないけど…武藤さんが止めてくれると思う」


伽羅は驚いてベッドの上に乗ると

「え!?」

でもいつか分からないだろ?

と聞いた。

春彦は首を振ると

「明日の夕方…恐らくそうだと思う」

と告げた。

「だから二人には島津家に来てもらうことにしてる」


きっと直兄ならただ行動を止めるだけでなく

「復讐しようとする心も止めろって言うと思うから」


伽羅は笑むと

「そうだよな」

と春彦の横に身体を転がした。


二人は目を閉じるとゆっくりと眠りの園へと降りた。


翌日の日曜日に譲は春彦の指示通りに四国へいき、松山城の見える平良始のオフィスが入っているビルへと向かった。


始はそんなことになっているとは知らず途中だった税務書類を作り、昼からは春彦の確定申告用のデータを作り始めた。

「夏月、春彦か」

不思議な子だな


最初話している時は極々普通の高校生に思えた。

だがあの一瞬の目に惹きつけられた。


『そう言うことが起きることを知らなかったら何も手を尽くすことはできないけど知ったのなら全力で止めたいと思う』


『貴方も貴方の周辺も

危害を加える人もその周辺も

助けられるなら助けたい』


強さだけでない。

真っ直ぐ見つめてくる真摯さと優しさと。


始はふぅと息を吐き出し

「何となく彼を信じたくなる」

不思議な魅力がある子だ

と呟いた。


太陽はゆっくりと南天を過ぎ、西へと傾くにつれ黄昏色が部屋へと射し込んできた。

始は書類を印刷するとそれにサインをしてガチャリと音を立てて開く扉に目を向けた。

「?どちらさま」

と言いかけて目を見開いた。


昨日、春彦から見せられた絵の男があの警備服を着た状態で立っていたのである。

「君は…」

言いかけた始に男は警棒を振り上げると

「お前が!!」

と振り下ろしかけた瞬間にガッと後ろから手を掴まれ動きを止めた。


始は目の前で振り上げられたままの警棒を見つめ、男は視線を後ろに向けた。

「貴様は」


言われ、手を掴んでいた譲は

「申し訳ありませんが、我が主家の春彦様がお二人をお連れするようにと」

と告げた。


同時に部屋には5人のボディーガードが姿を見せて二人を取り囲んだ。

譲は男の手から警棒を取り上げると

「どうか、ご抵抗なさらないように」

と笑みを浮かべて告げた。


始は書類を置くと

「凄いタイミングだ」

と笑みを浮かべた。


譲は二人を連れて島津家へと戻った。

もちろん、男達が暴れないようにボディーガードで両脇を固めてである。


日曜日の夜に春彦は始と男に対面した。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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