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「スマホ脳」のその先へ~高度洗脳社会を生きる~  作者: 三津朔夜
第7章 内側を整える――反応する自分と、どう向き合うのか

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課題の分離――反応しなくていいものがある

 アドラー心理学の中で、最も実用的だと感じている概念がある。課題の分離だ。

 簡単に言えば、「これは自分の課題か、他人の課題か」を見分けることだ。


 他人がどう思うか。他人がどう評価するか。他人がどう反応するか。

 それは他人の課題であり、自分にはコントロールできない。

 自分の課題は、自分がどう行動するかだけだ。


 これをSNSに当てはめると、かなり見え方が変わる。

 誰かが成功を発信している。それを見て不安になる。

 それでも、その人が成功しているかどうかは、その人の課題だ。自分には関係がない。


 もちろん、そう言っても感情は動く。波は来る。 課題の分離は、感情を消すための道具ではない。ただ、「この感情はどこから来ているのか」を見るための視点だ。

 他人の課題に自分の注意を持っていかれている、と気づいたとき、少し戻れる。


 それだけでいい。

 仏教が説く「縁起」も、ここと響き合う。

 すべての現象は、様々な条件が重なって生じる。


 自分の不安は、その人の成功が原因で生まれたのではなく、自分の中にあった何かと、その投稿と、今日の疲れと、様々なものが重なって生じた波だ。

 そう見えると、少し軽くなる。その人を羨む必要も、自分を責める必要もない。ただ、波が来た。それだけのことだ。


 そしてブレインハックは、まさにその波を利用する。 比較が始まるように設計する。不安が刺激されるように並べる。その波に乗って、判断を急がせる。


 課題の分離ができていると、その入口で少し止まれる。 「これは自分の課題か」と問うだけで、波の勢いが少し弱まる。

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