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Sterbephase(詩記)  作者: 敬愛


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119/120

献血

聖杯に手首を切りつけて流れる血を注ぎ

更新の契約を結ぶ 


中原中也とか寺山修司より長生きをしてそれでも老獪なんておくびにも出さず

自傷を続けながら生き残る術を探して全てを統べてやるって確信を嘯く


すっかり食欲が失せ痩せこけてしまった 

メンタルが脆弱で1度治癒したかと思っていたけれど 

ドクターあんまりじゃないか


しかも顔も知らぬへのへのもへじが

人の心に土足でずけずけと入り込んで来て恐怖覚え

愛されたくないなんてすっかり嫌な奴 善行を積んでも祓えないのよ 邪気は


リアルな繋がり求めるけど断線中 ならインターネットかな

古き良き時代の遺物だけどね 

そういう事言うならSNSアカウントなんて破棄しちゃえば楽かな


常時ピンチの夜朝に 真昼ハッと彼が首を吊ろうとしているのを察して

ドアの鍵をピッキングして開けて助けた 良かったと心底思ったね その時は


誰もが神に唾を吐きかけるのに崇拝する矛盾

その心は救済 冤罪だって生きている事を正当化したい 

だけど殺す人もいるね


彼の嘆きは彼女のほくそ笑み 

そうやって貶め合いながら血液はめぐりめぐって誰かを生かす

貴方はサボっていませんかね? 血を(たてまつ)る事を

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