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Sterbephase(詩記)  作者: 敬愛


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114/122

解離性障害

序文


心理的誘因で意識・人格・行動の解離が生じる病態をいう。

多重人格などが含まれる。


詩記


夢も見果てて道端にぶっ倒れた

心が壊れたとか言っていたフェイズ 

その先に夢が笑ってるって死ぬ前に気づいてかろうじて過労でバグって追いかけてる

眠り過ぎたり眠れなかったり昼夜逆転のダメ人間だ


アルコールに手を出したら多分精神安定剤では抑えが効かなくなって衝動的に死を選んでしまうだろう

電話出来るところはいつも無いから助けを乞う近隣住民 

見せつけるヘルプマークは差し詰めご家老の紋所だろうか? 

社会的弱者を認めて自分で背中に貼るレッテルとか 偏見を受け入れる卑下か?


何も分からない ただ歩いているうちに帰りたいなって 家に 

寒くても 暑くても お布団で寝たい ホームレスの生活を見て見ぬふりをしながらね 


安心を買うほどに罪悪感で心臓がバクバク

あの子イジメられて自殺したのに 

どうなっているんだろう人間って奴等は

憎しみ 妬み 嫌い 悪意でブーメラン喰らってそれでも笑えるのは

一体人格と品格どこに捨てて来たの? 


それも自分にブーメランして

積み上げた文字に潰されて青空がiPhoneの電源切った時みたいに目に沁みる 

終わるのだろうか この天地創造の末の人生急転直下


事故って死んだ罪も無い人々の墓を作る為に記憶を鍛える戦い 

頭はクッソ冴えてるのに風体が冴えないから独身

だから自分としか話さない孤独は解離では無い 良いのか悪いのか 

たまに泣く事もあるよ 

私もね


接続詩


鏡に映る顔が

今日もわずかに他人行儀だ


名前を呼ばれても

一拍遅れて

ああ それは私だったかと

借り物の声で応答する


記憶は抽斗の奥で

湿ったまま固まり

触れれば崩れる

触れなければ腐る


笑っている時間だけが

綺麗に切り取られて

アルバムに貼られている

泣いた夜は

誰のものでもない


私は私を守るために

私を分割した

痛みを受け持つ者

平気なふりをする者

何も感じない者


三人で一人を支えているのに

どこにも中心がない


「大丈夫」と言うたび

どこかの部屋の灯りが消える

代わりに

知らない足音が廊下を歩く


身体だけが連続していて

心は断片の群れ

昨日の私と握手出来ないまま

今日を演じている


それでも

完全に壊れないのは

まだどこかに

全部を知っている私が

息を潜めているからだ


呼吸の底で

名も無い私が

静かに

統合の夢を見ている


結文


他人の不幸を笑う人間は多分自分も親に不幸になるように仕組まれたんだろう。

障害が悪いのではなくそれを弾く社会のシステムが悪いんだよね。それも個人の悪意の上に立ってるとしたら世界って凄い怖いかも……

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